コットで超快適!その使用感をインタビュー
キャンプにコットを持っていく人が俄然増えていますね。
コットは地面と空間を空けることで、夏は風通しがよく涼しく、冬は地面からの冷気を遠ざけてくれるので防寒対策にもなる通年使えるキャンプ道具です。
名品コットを購入したキャンパーにインタビュー
コットの名品として知られる、サーマレストの『ラグジュアリーライト・ウルトラライトコット』。2017年春にリニューアルされ、軽量化と併せて「サーマキャプチャー」と呼ばれる体温を反射する加工が裏面に施されました。
このコットをリニューアルと同時に導入された「ヒロさん」と「みーさん」のご夫妻に、気になる寝心地、収納サイズ、使い勝手や、コストパフォーマンスについてお伺いしてきました。
果たして実際に使ってみたときの感想はどうなのでしょうか?
その① 最も気になる…実際の寝心地について
まずは誰もが知りたい寝心地について伺いました。みーさん「最初は本体のシートがこんなに薄くて大丈夫かなって思ったけど、寝ちゃえば平気で、張り具合もほどよく沈んでそれが逆に包まれるようで心地よいし、かなり快適です。」
ヒロさん「僕は身長が176cmですが、使用サイズが66×196cmのラージ(画像手前側)を購入しました。(奥はレギュラー、61×183cm)
横幅も広くて、耐荷重も147.5kgなんで、安心してゆったり寝られます。」
重量級のコットのようなパンパンに張ったコットとは違う「包まれる寝心地」があるのは軽量コットならでは。サイズも体格によって選べるのは嬉しいポイントです。
みーさん「10月に、神奈川県の海岸べりでキャンプしました。波打ち際に近いサイトで海風が強く、夜になると体感温度も低めだったのですが、コットの上にマットを敷かずに寝ても、寒いことはありませんでした。」
本体シート裏の「サーマキャプチャー」加工が効果を発揮しているようですね。コット自体が熱を反射してくれるのは今までにない新しい機能。マット不要でも寝られるというのは、荷物の節約になるので大助かりですね。
みーさん「一度このコットで寝ると、もうゴツゴツした薄い銀マットの上で寝る気がしないんです。地面の冷気も伝わらないし、寝返りも打ちやすいから、朝起きた時、あーよく寝た! って実感できるので、手放せなくなりました。」
ヒロさん、みーさんのご感想を伺うと、コット寝を味わって、その心地よさと身体のラクさ加減に、すっかりコット愛用者になるキャンパーが続出するのもうなづけます。
次に、購入の決め手となった理由について、順にお聞きしていきましょう。
その② 次に気になるのは重さ
車なし、キャンプギアは軽量が大前提
購入を決めた1番の理由をお聞きします。みーさん「移動手段だった車を引っ越し時に手放し、キャンプに行くときはリュックとキャリーケースなので軽量化は必須なんです。それで、ネットで最軽量を探してポチッと。」
ヒロさん「以前使っていたコットは1つ約4.3kgもありましたからね。それを2つ担いで行くのはちょっと……(苦笑)。」
みーさん「この『ウルトラライトコット』は、レギュラーサイズなら重量1.2kgに満たないので、レディーでも片手で持てるのが助かっています。」
なるほど、移動手段が車ではなく歩きになったことが購入の決め手になったんですね。車の積載量がシビアなファミリーにも、このコット軽量化は参考にしやすい例かもしれません。
その③ 収納サイズと組み立てやすさは?
マンション・アパート住まいにとって大問題な収納サイズ
軽さのほかに、よかったのはどんなところなのでしょうか。みーさん「マンション住まいなので、収納スペースはかなり限られます。
これは、たたむと約41×φ13cmになるので、棚の中でかさばらなくていいですね。」
ヒロさん「以前のコットはたたんでも長さが75cm程あって、かなり場所ふさぎでした。」
自宅の収納スペース問題にも大きく役立っているようです。この問題は多くのキャンパーが悩まれる点なので、コット軽量化はいいアイディアかもしれません。
スマートに収納
収納サイズがコンパクトで、さらにスタッフサックに入れるときも、全てのパーツが綺麗にきっちり収まるところが良いとのこと。組み立て方の難しさは?
組み立てるときの手順はどうなのでしょうか。
ヒロさん「アルミのポールが色分けされていて、どこに何を繋げるかが一目でわかりやすいですね。」
みーさん「本当にラクです。本体にポールを挿入して、三日月型の脚にアルミのボウ(テンションポール)を差し込んで、本体にサクッと連結するだけですし。」
コットの組み立てってややこしそうに思えますが、これだけわかりやすければ、設置に時間を取られてイライラすることもなくなりますね。
組み立てにどれだけ力が要るか
ヒロさん「以前使っていたコットは、本体に脚を取り付けるときにものすごくテンションをかけなくてはならなくて。
組み立てはメンズでないと無理で、僕が1人で頑張ってました。」
みーさん「これは、三日月の先を軽い力で本体に引っかければいいので、私でもできます。」
組み立てるのに毎回怪力が必要では、キャンプの初っ端からぐったりする羽目に。耐久性や寝心地を一切犠牲にせず、女性の力でも組み立てられる設計はありがたいですね。これなら女子会キャンプでも使えそうです。
説明書にもこんなひと工夫が
みーさん「丈夫な布に印刷された説明書が、袋のへりにがっちり縫い付けられているんですよ。絶対失くさないし、組み立て方をいつでも確認できます。」
しばらく使っていなかった時や、人に貸したりする時、組み立て方が謎だとせっかくの高スペック品も無用の長物と化してしまいます。説明書が袋と一体化しているのはなかなか秀逸なアイデア!
さて、アウトドアギアを選ぶ時、スペックだけでなく、見た目も重要な要素ですね。そのあたりをお聞きしました。
その④ デザインも特徴的でGOOD!
デザイン、カラーともにオシャレ!
みーさん「この三日月型の脚が可愛いですね! 黄緑色の本体カラーも気に入っています。並べると、テントの中がパッと明るくなる感じです。」
渋い色が多いコットの中にあって、この綺麗な黄緑色は斬新! 夜、暗い中で、小さなライトでも視認性が良く、テントの出入り時に躓くことがなさそうです。
そして、一番知りたいお値段とスペックの関係は……。
その⑤ コストパフォーマンスはどうなのか?
3万円越えの価格に見合う魅力は?
みーさん「やっぱり、コット1つにこの金額はさすがに高価ですよ。
でも、限られた収納スペースで、しかも車がないとなると、小さくしまえるし運ぶのもラク、寝心地も以前使っていた重量級のコットと何の遜色もないですから。ベストの選択と思います。」
ヒロさん「今のキャンプスタイルは、駅やバス停から徒歩圏のキャンプ場に行くか、公共交通機関でキャンプ場の近くまで行って、仲間の車に拾ってもらう形なので、軽量コンパクトなのは何者にも代え難いです。
まぁその、担ぐのは僕ですから(笑)。うちとしては十分な対価スペックです。」
ギアに何を求めるか。そこがはっきりしていたヒロさんとみーさん。「軽量でかさばらないコット」という1番の目的を充たす逸品を手に入れて、お二人とも満足のご様子でした。「私もこんなのが欲しかった!」と思うあなた、春キャンプの前に検討してみては?
●重量 : 1195g
●耐荷重 : 147.5kg
●寸法 : 61×183cm
●収納サイズ : 41×13cm
強度に不安がありましたが、使用してみると全く問題なし。熱反射する素材がついていることで、横になると暖かいです。持ち運びサイズと軽さを求め、値段と組み立ての手間が許すならおすすめの商品です。
出典: Amazon
さて、いいところばかりとは限りません。さらに伺ってみると……。
その⑥ 気になる点も、これでカバー
使っていて何か気になるところはありますか?
みーさん「このコットは、組み立てたときの高さが若干低めです。昼間にベンチや荷物置きとして使うのにはやや低いんです。
でも、そのぶんうちの2人用のワンポールテントのように小型のテントでも、中の空間が広く感じられるので、そこが利点です。」
ヒロさん「脚が三日月型だから、テントのグランドシートと点で接している感じで。穴が開かないか、心配なところはありますね。」
1年間使い込んでみないと、なかなか本当のところはわからないものですね。使い勝手に気になる点はありつつも、それをプラスに転化させるアイデアを考えるのもまた、キャンプの楽しみと言えるでしょう。
そして、ヒロさんの心配を解消するべく調べました。サーマレストから、コットの脚に取り付けるクッションパーツ『コットコースターズ』が販売されています。『ウルトラライトコット』にも接続できますので、テントの床を長持ちさせる為にも、導入の検討をしてみるといいですね。
●重量:18g
●内容:6個
●サイズ:6.4cm
テントで使うならフロアを守るため絶対に必要ですね。段差も多少吸収するので良いものだと思います。
出典: Amazon
都市型アウトドアパーソンにうってつけ!
軽い、小さく収納できる、寝心地良しの3拍子揃った、サーマレストの『ウルトラライトコット』。収納が少なかったり、車が小さめな人にぴったり。バックパッキング派にも向きますね。ヒロさん、みーさんご夫妻も、スペックをうまく活かしてお使いでした。次はあなたの番。『ウルトラライトコット』を取り入れてみませんか?
Lite, Little and Comfortable! Give it a try ULTRA Lite COT.
軽くて小さくて快適! ウルトラライトコットを使ってみよう。