【徹底比較】この冬買うならどっち?アラジンの最新ストーブ「センゴク」と定番「ブルーフレーム」の違いまとめ

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アラジンストーブを買うなら…今年は迷っちゃう

秋冬に活躍する石油ストーブといえば、アラジン社のブルーフレーム。おしゃれな見た目からも人気が高く、キャンプで使っている方も見かけますね。

出典:アラジン
そのアラジンに今年、ポータブルガスストーブが登場! 新ライン「センゴクアラジンシリーズ」についてはCAMP HACKでもすでにお伝えしましたが、秋冬キャンプ用に狙っている方も多いのではないでしょうか

定番の石油ストーブとニューカマーのガスストーブ、今から買うならどっちが良い? まずは、違いを洗い出してみましょう。

「センゴク」と「ブルーフレーム」を6つの角度から比較

比較ポイント1:燃料と燃焼効率

出典:アラジン
センゴク ポータブルガスストーブ(以下″センゴク″)の燃料は、カセットボンベ。発熱量を見るとハイパワーと長時間運転の切り替え可能で、0.8kW(690kcal/h)と2.0kW(1700kcal/h)となっています。

燃焼時間は約100~260分と、単純に計算すると4~5本はカセットボンベを消費しそうです。

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燃料コストはかかりますが、最大2.0kwという発熱量は見逃せません。と言うのも、通常アウトドアで使われる小型ガスストーブの出力は1kw前後。

この差を生む秘密は、センゴクに搭載された「トルネードバーナー」。渦(うず)のように炎を巻き上げる放熱方式で、小型ながらパワフルな熱量を放ちます。

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一方のブルーフレームは、燃料は灯油。タンク容量は4.1L、燃料消費量が0.26L/hであるところを見ると、4Lの灯油で約15時間稼動する計算になります。

ちなみに対応畳数は木造:7畳・コンクリート:10畳。自然通気形・自然対流形で、ストーブを中心にじんわりと暖気が行き渡ります。

出典:アラジン
石油ストーブを室内で使う場合、室内だと特に″空気の淀(よど)み″が気になりますよね。その点は、一酸化炭素や臭いのもととなる炭化水素を減らす「排ガス浄化触媒」を設置することでフォローされています。

比較ポイント2:安全装置

出典:アラジン
センゴクは、4つの安全装置を搭載。いずれもガス爆発や一酸化炭素中毒、転倒をきっかけとする事故など様々な危険が考慮されています。

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ブルーフレームは、対震自動消火装置のみ。「長時間強い火力で使い続けてしまい、部屋が煤だらけになってしまった」というユーザーの声もあるようで、使用にあたっては安全面の他にも注意が必要になりそうです。

比較ポイント3:サイズ感

出典:楽天
センゴクは、W320×D335×H390㎜。アラジンらしいクラシカルなデザインを継承しつつ、コロンとしたフォルムで親しみやすさがありますね。

重量は約5.7㎏と、オートキャンプなら持ち出せる範囲ではないでしょうか。

出典:アラジン
ブルーフレームはちょっと背が高くなり、W551×D388×H405㎜。センゴクと比べるとやはりこのロングトール感がスタイリッシュな雰囲気を醸しています。

重量は約8.5㎏と、フィールドに持ち出すにはちょっと大変かもしれません。

比較ポイント4:カラー

撮影:編集部
センゴクは、レッドやイエローといったポップなカラーリングが特徴的です。サイトの差し色として、いいアクセントになりそうですね。

出典:アラジン
出典:アラジン
と思いきや、ブルーフレームでおなじみのホワイト・グリーンも! 落ち着いたトーンがお好みならこちらを選びたいところですが、現在のところショッピングサイトでは流通していません(2018/10/24)。また、アラジンのダイレクトショップでも品切れ中のようです。
ブルーフレームはグリーン・ホワイト・ブラックの三色。クラシカルな佇まいに気品を感じる色味で、サイトや室内インテリアとしても存在感のある一台です。

比較方法5:メンテナンス

出典:アラジン
センゴクはカセットボンベ式なので、特別な手入れやメンテナンスは必要ありません。この手軽さは、魅力的ですね!

出典:Old and Tools
一方芯(しん)式のブルーフレームは、定期的かつ細かなメンテナンスが必要です。消耗した芯の繰り出しや交換のほかに、内炎板周辺の煤の拭き取りも。さらには給油口が狭く灯油を注ぎにくいという声もあり、何かと慎重に扱う必要がありそうです。

比較ポイント6:価格

価格も重要です。創業80余年という歴史あるブランドということもあり高価なイメージですが、実際はどうなのでしょうか。

公式サイトで本体価格を見ると、センゴクは32,400~35,640円、ブルーフレームは53,674~64,584円。ブルーフレームのほうがお高いようですが、Amazonで探すと4万円台でも売っているショップもあるようです!


燃料が必須のストーブは、本体価格とは別にランニングコストも見ておく必要があります。

1時間あたりの燃料コストを計算すると、センゴクが190.5円でブルーフレームが27.3円。ここでは圧倒的にブルーフレームに軍配が上がります。

このあたりは「どこで・どんな使い方をするか」によっても変わってきそうですね。

まとめ表

作成:編集部
こちらが、今までの比較ポイントをまとめた表です。購入の参考に!

あなたは、どっちのアラジンストーブを選ぶ?

センゴクは、こんな人におすすめ

撮影:編集部
・キャンプメインで使うから、ランニングコストより手軽さ重視
・小さな子供がいる空間で使うので、安全装置が手厚いほうが安心
・少しでも購入価格をおさえたい

ブルーフレームは、こんな人におすすめ

出典:アラジン
・どちらかと言うと、家メインで使いたい
・細かいメンテナンスも、むしろ楽しめる
・購入資金に余裕がある

いずれも同じアラジン社製ですが、特徴を挙げるとまったく別物の二台であることがわかりましたね。使いやすさか・雰囲気か、優先したいポイントを基準に選んでみましょう。

ITEM
センゴク・アラジン ガスストーブ レッド
●サイズ:奥行33.5×幅32×高さ39cm
●重量:5.7kg
●連続燃焼時間:〔0.8kw〕約260分、〔2.0kw〕約100分
ITEM
センゴク・アラジン ガスストーブ イエロー
●サイズ:奥行33.5×幅32×高さ39cm
●重量:5.7kg
●連続燃焼時間:〔0.8kw〕約260分、〔2.0kw〕約100分


ITEM
アラジン ブルーフレームヒーター グリーン
●サイズ:H551×W388×D405mm
●重量:8.5kg
●暖房の目安:〔木造〕7畳まで、〔コンクリート〕10畳まで
●タンク容量:4.1L
●連続燃焼時間:約15時間
ITEM
アラジン ブルーフレームヒーター ホワイト
●サイズ:H551×W388×D405mm
●重量:8.5kg
●暖房の目安:〔木造〕7畳まで、〔コンクリート〕10畳まで
●タンク容量:4.1L
●連続燃焼時間:約15時間
ITEM
アラジン ブルーフレームヒーター ブラック
●サイズ:H551×W388×D405mm
●重量:8.5kg
●暖房の目安:〔木造〕7畳まで、〔コンクリート〕10畳まで
●タンク容量:4.1L
●連続燃焼時間:約15時間

石油ストーブといえば

アラジンのほか、フジカも定番。オーダーは電話のみ、届くまで時間もかかるとか……? 気になる事情まとめは、こちら!

SENGOKU or BLUE FLAME?

センゴクブルーフレーム、どっちにする?

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