【100均チャレンジ】キッチンペーパーも取り付けると便利さMAX!ロールケースを作ってみた

アイキャッチ画像・記事中画像提供:デザインスタジオ アトリエばく

キッチン用具をまとめるロールケースがとっても便利!

調理台の上のキッチンツールケース
何かとかさばるキッチンツールを、くるりとまとめて持っていけるロールケース。キレイに整頓されているキャンプキッチンに使われているのをよく目撃します。

市販のものだと自分が使っているキッチンツールに合う合わないがあるので、ここは奮闘して自作してみました。自分で作れば、入れたいものに合わせてカスタム可能ですし、色や柄も好みのものが選べます。

丸めてコンパクト

丸めたキッチンツールケース、切り株の上
丸めて紐で巻くと、こんなにコンパクト。

一度中身をセットしておけば「あっ、カレーなのにおたま忘れた!」の悲劇も防げますよ!

キッチンペーパーも一緒に下げられる仕様に!

キッチンツールケース、ユニフレームのキッチンテーブル、バーナー、テント、タープ
人気のキッチンペーパーをセットできるタイプが、思ったより簡単にできちゃいます。

縫製はミシンですが、パーツをまっすぐ縫って繋げるだけなので、手縫いでも問題なし。

それでは、製作のプロセスをご説明していきましょう。


作り方① 本体を組み立てる

材料は100均のランチョンマット3枚

100均のインド綿ランチョンマット、生成り、ブラウン
厚手インド綿のランチョンマットを使います。布で何か作るとき、縫い代を計算して裁断したり、ほつれないようにかがったり、縁の始末がかなり面倒ですね。

ランチョンマットは縁が始末してあるので、このまま組み立てていくだけ!

入れたいものを並べてみる

ランチョンマットの上にキッチンツールを並べる
本体となるマット(生成り)にポケット用のマット(こげ茶)を重ね、段差をつけてポケットの布を折ります。

入れるものの長さに合わせ、深さの違うポケットができます。

ポケットと本体を合体!

折り返したポケット部を本体に縫い付ける
畳んだ布をいったん開き、ポケットの底になるラインで本体と縫いつけます。マットについている品質表示タグは切り取ってください。

ポケットを縫い、紐をつける

巻き紐、ポケットを塗ったケース 紐はダイソーの「スエード調手芸ひも」
ポケットの布をふたたび折り、入れるものの幅に合わせて縫います。ここでは、ポケットを6分割にしました。くるくると巻いたときに留める紐を取りつけるので、右の端はまだ縫わずにおきます。

紐を玉止め

紐の端を玉止めする
紐がすっぽ抜けないよう、玉止めを作ります。こちらは結び目が大きくて強度の高い「8の字結び」。

巻き紐を取りつける

ポケットの裏に巻き紐を挟む
深い方のポケットに紐の玉止めをはさみこんで、ポケットの一番右端を縫います。紐を取りつける位置は、左右お好みで。

次に、吊り下げられるように加工します。

作り方② 吊り下げパーツを取りつける

かばんテープでベルトを作る

平織りのかばんテープ 100均や手芸店で手に入る平織用のかばんテープ
トングなど、長さのあるキッチンツールだとポケットの深さが足りずポトッと落ちることも。かと言ってポケットを深くしすぎると短いキチンツールが取り出しにくくなるので、これまた注意が必要です。

そこで、ある程度の長さに対応できるように、吊るした時にツールを押さえるためのベルトを作ってしまいましょう。ここでは平織りのかばんテープを使用します。

ツール押さえ用のベルトを作る
テープをケース本体の横幅より数センチ長く切り、端を折り返します。

ベルトを装着!

押さえベルトを縫い付ける
テープの折り返し部分を内側に回し、左右両端と真ん中のみ本体に縫いつけます。

カバー布を縫いつける

かぶせ布を本体に縫い付ける
本体にカバー用のランチョンマットを重ね、しっかりと縫いつけます。


吊り下げ用のパーツを作る

吊り下げ用ベルトを切る
次に、本体吊り下げ用とキッチンペーパー取りつけ用のベルトを一緒に作成します。

2本のかばんテープを約23cmの長さにカット(ランチョンマットの大きさによるので、加減を見ながら長さを決めてください)。

吊り下げ用Dカン8ミリサイズ
吊り下げに使う金具は、ダイソーにあるDカン(18mm)×4個用意。

Dカンとかばんテープで吊り下げ用のベルトを作る
カットしたかばんテープにDカン2個を通し、写真のように輪を作ります。仕上がりのテープの長さが約10cmになるよう調整。

吊り下げパーツを縫いつける

吊り金具を縫い付けたところ
本体とかぶせの縫い目からだいたい13cmほど上に、吊り金具のパーツを2個、しっかりと縫いつけます。上のDカンが本体吊り下げ用、下はキッチンペーパー用に。

ポケットに入れるツールと、キッチンペーパーが干渉しない位置を探してください。

次はいよいよラスト、キッチンペーパーを吊り下げられるように加工します。

作り方③ キッチンペーパー用の丸棒をつける

丸棒をカット

100均の工作用丸棒、ノコギリ
工作用の丸棒を、ロールケースの横幅より少し短く切断します。

丸棒の吊り下げはフックで

100均のフックセット
丸棒とDカンの接続は、「?」型のフックを使います。2.4×20mmのフックを2個使用。

下げる位置はここ

本体とロールペーパーとフックと丸棒の位置関係
下段のDカンに、キッチンペーパー用の丸棒を取りつけます。

キリで穴あけ

キリで丸棒にフック用のネジ穴を開ける
丸棒にフックを取りつけます。そのままねじ込むと丸棒が割れてしまうので、キリなどの尖ったもので下穴を開けておきましょう。

フックを丸棒のネジ穴にねじ込む
下穴にフックをねじ込みます。これで準備はOK!

完成!

完成したキッチンツール用ロールケース、デスクの上
できました! 手前の浅いポケットにはしゃもじ、調理バサミなどを、奥の深いポケットには長尺もののトング、おたまなどを収納しています。

キッチンペーパー用の丸棒も、ポケットに入れて持ち運べるので、とっても助かります。

キッチンツールケース、ユニフレームのキッチンテーブル、バーナー、テント、タープ
▼材料費(ダイソー、税込)

インド綿ランチョンマット・40×30cm:108円×3枚
スエード調・手芸ひも:108円
かばんテープ:108円
Dカン・8ミリ:108円
工作材料・丸棒:108円
フックセット:108円

▼合計:864円

※工具、糸、針、ミシンは含みません。丸棒がなければ、細めの角材で代用できます。

キッチンツール用のロールケースがとても使いやすかったので、他にも作ってみました。どれもオシャレでとても便利! そんなアレンジ例を2つ、ご紹介しましょう。

まだまだ!ロールケース・アレンジ2種


カトラリーケース

カトラリー用ロールケースを調理台に吊り下げたところ
キッチンツール用に続いて、カトラリー用のケースも作りました。

一目でモノがわかるので、誰が使っても出し入れしやすく、片付けも手早くできます。キャンプギアのレギュラー選手になりました。

調理台の上のカトラリーケース
こちらはキッチンペーパーなしの設計です。

吊り下げ用のベルトは短く作り、本体とカバーを縫い合わせる時に一緒に縫い込んであります。

100均のデニムのランチョンマット3枚
ダイソーのデニムのランチョンマットを使いました。マット3枚、紐、かばんテープ、Dカンで、税込648円で作れます。

表についていたラベルがカッコよかったので、飾りに使ったら、なかなかクールな見た目になりました。

ペグケース

草の上のペグケース、ペグいろいろ
予備のペグにもケースを作りました。取り出しやすく、ペグの定位置を決めたので、紛失を防げるようになりましたよ。

ちなみにペグケースのベルトは、ポケット幅と同じように縫うことでペグが遊ばないように工夫しています(キッチンツールのロールケースは左右両端と真ん中のみ本体に縫いつけました)。

草の上の丸めたペグケース
コンテナに雑多に放り込んでいたペグ、クルッと巻けば、ガチャガチせずに持ち運びもラクチン。

ペグケースの素材、100均のラグマット
ダイソーの税込216円のコットンマット(75×45cm)と108円のかばんテープで、なんとも激安な税込324円で完成(紐は手持ちの余りロープを使用)。

マットの1/4を折ってポケットを縫い、押さえのベルトと紐を縫いつけただけの超簡単加工です。

あるとないとじゃ大違い、ぜひ作ってみて!

芝生広場、松の木、キッチンツール用ロールケース
※撮影用に木に吊るしていますが、使用時はキッチンテーブルに吊るしての使用をオススメします
使っていなかった時が信じられないくらい、ケタ違いの使いやすさです。キレイにまとまって持ち運びラクチン、出し入れカンタン、忘れ物防止と、いいことづくめ。

100均にはさまざまな色柄のマット類がありますから、誰ともかぶらないオリジナルなロールケースでキメてみて!

 

Handy and useful wrapping storage case!

便利で使える、巻き巻き収納ケースです!


関 美奈子の記事はこちら

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