重すぎるテント Pioneer Swag Tent が豪州の伝統的なキャンプスタイルを提案する

重すぎるテント Pioneer Swag Tent が豪州の伝統的なキャンプスタイルを提案する
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伝統的でありながら、見過ごされていたキャンプスタイルの新提案。これはなかなか新鮮なのでは?

アメリカのインディ・メーカー Outback Swags がロンチした最初のプロダクト Pioneer Swag Tent は、とにかく「ヘビーデューティー」であることがアピールされたソロ・テントです。天井もフットプリントも一体となったオールインワンタイプで、3本のポールを入れるだけで簡単に設営できます。撤収もまたしかり。くるくると丸めて専用のキャリーバッグにしまえば完了です。
DSC_0424_1024x1024一般的なテントよりはるかに重い、頑丈かつ防水性を備えたリップストップナイロン製。タフな作りゆえに風雨に強く、天候を問わず暖かなフロアを提供するとうたわれています。加えて、高さ約5cmのエッグクレート状素材を用いたマットレスもセットになっているのがこのテントのおもしろいところ。ハードな環境下であっても気持ちよく眠ることができそうです。
2016-01-16_14.19.32_1024x1024天井部分はメッシュ地とのレイヤー構造になっており、全体をガバッと開くことができます。ベンチレーションとして十全に機能するし、寝っ転がったまま、星空を視界いっぱいに楽しめるでしょう。

サイズは約90cm×274cmで高さが78cm。ソロ用のサイズ感ですが、しかしがっしりした仕様ゆえに、重量はマットレスを含めて約9kgです。この重さなので、登山の用途は現実的でないでしょう。オートキャンプなど、クルマ移動のアクティビティが前提となってくるように思われます。
2016-01-21_03.02.54_1024x1024かように、このテントはとにかく独特なバランスに落とし込まれているわけですが、その理由を解くカギは、メーカー&プロダクト名に配された「Swag」にありました。ヒップホップの文化圏において「イケてる」の意味で用いられたりするスラングですが、さにあらず。「Swag」とは、オーストラリアにおいて、モータリゼーション以前から一般的だったキャンプスタイルなのです。

Swag は、もともと仕事を求めて農場から市街地へ移動する男たちの野営手段として生まれたもので、現在も伝統的な特徴を残したまま、かの国で親しまれているのだそう。その特徴とは、ソロ・キャンパー向けの頑丈なシェルターで、そう広くないつくりで……そう、このテントは、まさに Swag を体現しているというわけです。
DSC_0581_1024x1024Outback Swags は、この Swag キャンプがアメリカでポピュラーになることを目指して立ち上げられたメーカーとのこと。ライト志向のトレンドとは真逆を行く方向性ではありますが、だからこそある程度のニッチな需要に応えるスタイルと言えるのではないでしょうか。重くてもいい、とにかく気持ちよく過ごせるソロテントが欲しい――そう思う向きは、日本にだって決して少なくないように思われます。

Pioneer Swag Tent は6月16日現在、残念ながら売り切れ中。次回のデリバリーは7月中旬の予定です。

製品名
Pioneer Swag Tent
価格
$299(2016年6月16日現在)
メーカー
Outback Swags
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