【どんなスタイルにもハマる】元祖TCタープ「タトンカ」の新作を試し張り!

TCタープの元祖がアップデート!


ちょっと前までは、TC素材を記事で扱うたびに「TC(ポリエステルとコットンの混紡生地)」なんて記述をしたものですが、今やTC素材はすっかり定着。結露しにくく火の粉に強いことから、テントでもタープでも人気の生地となっています。

そんななか、TCタープの元祖ともいえるタトンカのタープが一斉リニューアル! 2021年モデルは、一体どのあたりがアップデートされたのでしょうか?

どんなサイトにも馴染みやすいアースカラーに!


はじめに断っておくと、各モデルの名称やサイズに変更はありません。すでに高いレベルで完成されたタープであることから、新しくなったのはカラーと素材です。

というわけで新カラーはご覧の「サンドベージュ」。旧モデルよりも黄色味が抑えられ、涼しげな印象となりました。大人のタープといった雰囲気が漂いますね。

生地の強度UP!


TC素材がポリエステルとコットンの混紡生地であることは先ほどチラッと触れましたが、その混紡比率はポリエステル65%のコットン35%。2021年モデルでは65%を占めるポリエステルの質が改善され、引き裂き強度が50%UP! さらに抗張力も25%UP!

それでいて生地の薄さや優秀な遮光性、そして軽量性は維持されています。

どのスタイルにもハマる4サイズ展開!

それではさまざまなシチュエーションと張り方で、新タトンカをチェックしていきましょう。自分のスタイルに近いテントがあるかどうか、そしてタトンカのタープがどのようにマッチしているか、確認してみてくださいね。

一番人気の「1TC 」はグロメット多数でアレンジができる!


タトンカ製タープの代表格「1TC」。445×425cmと広大な面積を誇り、グループやファミリーでのキャンプを快適なものにします。グロメット(ハトメ)は8か所、ロープを通せるループは怒涛の12か所で、さまざまなアレンジが可能なんです。

まずはTCテントの金字塔「サーカスTC」と組み合わせてみました。ワンポールテントは基本的にフラップがないので、オープンタープはマストアイテムですよね。遮光性の高いタトンカのおかげで、すばらしく快適なリビングスペースが完成しました。


続いてテントブランドの名門・ヒルバーグの「ケロン4GT」と合わせてみました。優れた耐風性から山岳のプロに愛されるテントですが、設営のシンプルさとデザインの秀逸さにより多くのキャンパーを魅了しています。カラーはグリーンをチョイス。

想定したのはリッチなデュオキャンプです。全高110cmと背の低いテントなので、垂直張りの角度を緩やかにしたような、テント全体に被せるスタイルで。全長5m超えのケロン4GTと違和感なくマッチし、一体感のあるスタイルとなりました。

「1TC」の詳細はこちら!

少人数なら「2TC 」が手軽!


次は「2TC 」を張ってみましょう。2TCは300×285cmのレクタタープで、先ほどの1TCよりも一回り小さなサイズ。ソロからファミリーまで対応する、汎用性の高いモデルです。1.3kgという軽さもあって、扱いやすさはNo.1!

今回はポップアップ式のメッシュシェルターをコットに設置し、「蚊帳コット」でのソロタープ泊を想定して張ってみました。結果、ワイルドな情緒が溢れ、フェザースティックを削りたくなるようなサイトに! 砂を彷彿させる硬派なカラーが、武骨さを演出していますね。

「2TC」の詳細はこちら!

長方形の「4TC」はカーサイドタープにも!


タトンカのレクタタープのなかで、もっとも縦長の形状なのが「4TC 」。寸法は400×285cmと、先ほどの2TCの長辺を100cm拡張したモデルです。グロメットが8か所、ロープ用ループが6か所と豊富なので、張り方のアレンジのしやすさは十二分!

長方形であることを活かし、カーサイドタープとして張ってみました。クルマは全高2m超えのハイエースです。400cmもの長辺により、側面を落としても居住空間はたっぷり! また285cmの短辺も、カーサイドに気持ちよくフィットしました。優秀な遮光性もあり、車中泊キャンプで快適なリビングスペースを提供してくれるでしょう。

「4TC」の詳細はこちら!

張り姿の美しい「3TC」は小川張りにおすすめ!


タトンカのTCタープシリーズにおける唯一のウイング型、それが「3TC」です。サイズは400×400cmと十分なもので、グロメットとループはいずれも4か所。ぜひドーム型のテントに合わせて小川張りにし、美しい翼を堪能したいタープです。

というわけでテントはノースフェイスの「マウンテン25」をチョイス。骨組みの美しさが光るテントなのでフライシートをあえて使わず、小川張りのタトンカと組み合わせてシックに決めました。テントのフレーム構造と3TCの凛々しい翼が組み合わさり、機能美の滲み出るサイトが完成しましたよ。

「3TC」の詳細はこちら!

軽量ソロ向けも登場!


タトンカの2021年モデルには、ULタープのシリーズもラインナップされます。ULとは「ウルトラライト」の略であり、超軽量の山岳用タープです。

シリーズには形状違いで3モデルが用意され、最軽量モデルはまさかの280g! もちろん単に軽いだけでなく、20Dリップストップナイロンの生地にはシリコンコーティングが施され、高い引き裂き強度と防水性を実現しています。

今回は「TARP WING 1 LT」をソロテントと組み合わせて張ってみました。缶ドリンクよりも軽いタープがしっかりと日陰をつくり、また雨に備えます。ULタープらしく、ポールはトレッキングポールにも対応します。

もちろん木を利用して張ることもできるので、UL志向のハンモック泊を好むキャンパーにもオススメしたいシリーズです。

「TARP WING 1 LT」の詳細はこちら!

オープンタープなら「タトンカ」に決まりつ!


今回、タトンカ製タープを実際に張ってみて思ったことは、「TCのわりに軽い!」ということ。まあ生地を薄くすれば軽くなりそうなものですが、そうなると遮光性が犠牲になります。しかしTCシリーズの4モデルによってつくられた影はしっかりと濃く、それが不思議でなりませんでした。

「火の粉に強い」という特長で一世を風靡しつつあるTCタープですが、今や軽量性も収納時のコンパクト性も問われるようになってきています。そんな2021年の今、TCタープの元祖ともいえるタトンカは、確かな進歩を遂げていました。

タトンカ公式HPはこちら!

撮影協力:はる農園

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