人気テント「アポロン」をOrangeが別注でポリコットン仕様にアップデート!
2018年にアウトドアブランドogawaから発売となったアポロン。各ブランドからもトンネル型テントが続々と発売されるなか、ogawaのアポロンはその強度、デザイン性の高さからたちまち人気を呼び、トンネル型テントブームをさらに加熱させるヒット商品となりました。そんな人気テントのアポロンを、和歌山県の人気アウトドアショップ「Orange」が別注モデルとして特注したのが今回ご紹介する「アポロンT/C」。
通常版ではポリエステル生地だった本体をT/C(ポリコットン)生地にアップデート。より高性能で快適な幕へと進化を遂げた、注目のアイテムなんです!
アウトドアショップ Orangeとは
Orangeは、関西国際空港から車で1時間ほどの場所にある和歌山県内にあるアウトドアショップ。取り扱い商品の数がなんと約10,000点という豊富なラインナップを誇るだけでなく、人気ブランドとの別注モデルを数多く手がけるなど、関西地方を代表する人気ショップです。
BBQに欠かせない大ヒット商品となった「アウトドア スパイスほりにし」もこのOrangeのオリジナル商品のひとつなんですよ!
まずはアポロンの基本スペックをおさらい
今回の別注モデルの説明に入る前に、まずはアポロンのディテールを再確認していきましょう。強度が並じゃない!
トンネル型テントの多くは、横方向にアーチ型ポールを3〜4本程度差し入れ、前後をガイロープで引っ張ることでトンネル型を形成する構造が一般的。
これに対しアポロンは横方向だけでなく縦方向にも3本のリッジポールを入れることで形状を維持。抜群の強度を実現しています。
インナーテントがどちらにも設置可能!
トンネル型テントの多くが左右非対称になっているのですが、アポロンは左右対称になっているので左右どちらにでもインナーテントを設置することができるんです。じつはこれ、テントを立てる方向を間違えることがなくなるので嬉しいポイント。
通気性が抜群!
前後左右すべてのウォールをフルメッシュにできるので、通気性も抜群。フルメッシュにした姿は、テントというよりむしろ大きな蚊帳と言った方がいいかもしれません。
さらにインナーテントも前後左右の4面をメッシュにできるので、夏場でも心地よい風が吹き抜けていきます。
お待たせしました!別注版の違いはどこに?
さてさて今回レビューするOrange別注のアポロンT/Cですが、本体がT/Cになった以外にも細かいアップデートがされている凝りよう。まずはそちらから紹介していきます!
さらに設営しやすくなった!
フライシートはフックを引っかけて固定する仕様になっているのですが、よりフックを引っかけやすくするためにリッジポールにリングを追加! 小さいけれど、ユーザー目線のアップデートは嬉しいですよね。
ルーフフライはナイロン素材のまま
火の粉などの熱に強く結露もしにくいポリコットンですが、弱点は雨。その弱点をカバーするため、ルーフフライはナイロンを採用しています。これで屋根部分からの雨漏りは心配ご無用!
結露対策でリッジポールにもカバーが
テントの背骨部分にあたる中央のリッジポールに専用のカバーが付きました。このリッジポールはテントの内側に取り付けるため、結露が集まり水滴が垂れるという問題があるのですが、その点もクリアしています。
メインポールが男前に
通常モデルではポールのカラーがシルバーでしたが、別注モデルでは男前なブラックカラーに変更。さらに、ポールの太さも4本すべてが19mmになり(通常モデルは4本のうち2本が17.5mm)ナイロンより重みのあるT/C素材をしっかりと支えてくれます。
Orange別注ワッペン付き!
テントの左右それぞれにプリントされたogawaのロゴの下には、Orangeの別注アイテムであることを示すワッペンが付けられ特別感を放ちます。
本体だけでなく、収納バッグにもしっかりと付けられていますよ!
先輩キャンパー3名がいち早くレビュー!
Orange別注のアポロンが発売になったということで、先輩キャンパー3名が早速レビュー。左から、焚き火マイスターとしても活動するアウトドアライターの猪野正哉さん、雑誌やTVなどで幅広く活躍するスタイリストの平健一さん、ペレグリンデザインの代表でカメラマンの見城了さんです。
実際にアポロンT/Cを設営し、その魅力について語っていただきました。
冬暖かく、夏は涼しいから一年中快適
平
いや〜、いいですね! アポロンT/C。
見城
広いね〜。床サイズが縦4.35mの横3.2mだって。これだけ広いと、リビングスペースのコーディネートも自由自在だよね。
平
5人用のインナーテントを吊り下げても、タープが要らないほどリビングスペースが広いから、ファミリーキャンプならこれ一つで十分だよね。
猪野
僕の身長でも屈まなくていい天井高だし、この広さはたしかに圧迫感なくていいね。
平
テーブルと椅子をズラッと並べてグループキャンプの共同リビングスペースにするのもいいかも。3ファミリーくらいなら余裕で入れるんじゃない?
猪野
あと、T/Cだから思う存分焚き火ができるのも嬉しいよね。ポリエステル製のテントはどんなに気を付けてても火の粉で穴が空いちゃうけど、T/Cならそこまで気にしないでガンガン焚き火ができる。
見城
T/Cはポリに比べ保温性も高いから、冬キャンプにはもってこいだよね。ちゃんとスカートもあるし。
平
夏も涼しく過ごせそうだよね。ウォールは全面メッシュにできるし、ポールを使えばサイドを跳ね上げることもできるんだよ!
見城
たしかに風通し良さそうだね。あと、T/Cって紫外線を通しにくいからしっかりとした影を作ってくれて涼しいんだよね。これなら朝、暑さで飛び起きるなんてこともないだろうな。
猪野
あ、インナーテントは左右がメッシュにできるだけじゃなくて、上部にもベンチレーションがついてるんだね。この辺りの細かい作りはさすがogawaだよね。
かまぼこ型テント最強クラスの強度
平
いま、トンネル型のテントって流行ってるじゃん? いろんなメーカーのテントを見てきたけど、強度で言ったらこのアポロンがダントツだね。
見城
横だけじゃなくて縦に3本もポールが入ってるから強度は間違いないよね。
平
普通のトンネル型テントは強風が吹くと風に押されて歪んじゃうけど、アポロンはビクともしない。
見城
多分これ、ペグダウンしなくても自立するよね。それくらいしっかりした構造になってる。車に例えると三菱のデリカのフレームに似てるんだけど分かるかな?
猪野
いやいや、それ車マニアにしか伝わらないでしょ(笑)!
アポロンが日本のキャンプスタイルを変えていく!?
猪野
いま、ほとんどのキャンパーさんが土曜の朝に出発して1泊して日曜に帰ってくるっていうスタイルじゃないですか。でもこういったテントが流行ればキャンプのスタイルももっと長期滞在型に変わっていくんだろうね。
平
大きなテント張ってデイキャンプする人もいますからね。それが悪いわけじゃないけど、キャンプって何もしないのが魅力のひとつだったりする。
猪野
欧米だとキャンピングカーや大きなテントをドンと構えて、1週間とかのんびり過ごすじゃん。日本だと1週間は難しいかもだけど、これを張るなら最低2泊はしたいよね。ただ焚き火をして過ごす時間を長く取ってもらいたい。これで1泊じゃもったいない。
平
たしかに2泊はしたいよね。そうなれば、キャンプ先でサーフィンやSUP、マウンテンバイクとかのアクティビティを楽しむ余裕も出てくる。アポロンの広さがあれば、そういった遊びのための道具を置くスペースも余裕で確保できるしね。
見城
でもアクティビティも楽しみたいなら2泊でも短いかもね。
平
じゃあ最低3泊(笑)。読者のみなさん、連休取れるように頑張りましょう!
1年を通じて快適なアポロンT/Cで決まりでしょ!
本体生地をT/Cにアップデートしたことで、さらに快適性を増したOrange別注のアポロンT/C。保温性が高くて火の粉にも強く、暑い季節には涼しい影を作り通気性も抜群でおまけに強度も最強クラスとくれば、もう選ばない手はないでしょう。
まさに完全無欠ともいえるアポロンT/Cで、2020年も快適なキャンプライフを!
Orange別注のアポロンT/C詳細はこちら
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