改めて思う。「魚肉ソーセージ」がNo.1アウトドア食材だ!

記事中画像・アイキャッチ画像撮影=岡村武夫

子供から大人まで大好き、魚肉ソーセージ!


昔から変わらない定番のおつまみ、魚肉ソーセージ。子供の頃のおやつだった、という方もきっと多いのでは? どこか懐かしい味わいは世代を問わず人気で、お酒のおつまみとしても断然アリ!

そんな大人も子供も大好きな魚肉ソーセージは、「安くて、どこでも買えて、常温保存できて、ゴミが少なくて、美味しい!」と、アウトドア食材としても超優秀。

最近、魚肉ソーセージ離れしてない?


ところで最近、缶詰ブームなどに押されて魚肉ソーセージの出番が減っていませんか? おしゃれなキャンプ飯にこだわるあまり、あの懐かしい美味しさを忘れてはいませんか……!?

オレンジ色のセロハンを剥いて、切って、焼く。たったこれだけでこんなに美味しそう! ということで、改めて魚肉ソーセージの魅力を最大限に引き出す、絶品アレンジレシピをご紹介します。

魚肉ソーセージの絶品レシピ5選

それではさっそく、魚肉ソーセージのアレンジレシピに挑戦してみましょう!


その1. 魚肉ソーセージのスパイシーマヨディップ


魚肉ソーセージのいいところは、そのままでも美味しいところ。ということで、まずはスライスした魚肉ソーセージに相性抜群のマヨネーズをつけていただくレシピです。

ピリ辛食材をちょい足しすれば、ビールにピッタリのおつまみの完成です!

<材料(2人分)>
・魚肉ソーセージ 1本
・マヨネーズ 大さじ6
・カレー粉 小さじ1/2
・ラー油 小さじ1/2
・柚子胡椒 小さじ1/2

<作り方>

1.魚肉ソーセージを斜めにスライスする。
2.マヨネーズ1/3量に、それぞれカレー粉、ラー油、柚子胡椒を混ぜる。
3.お好きな味のピリ辛マヨにディップして召し上がれ!

柚子胡椒マヨはビールにピッタリな大人の味です。ラー油マヨは一気に中華らしくなるので、キュウリを添えてバンバンジー風に食べても◎。カレーマヨは、甘口のカレー粉を使えば子供にも喜ばれる味になりますよ。

その2. 魚肉ソーセージのチーズ焼き


寒い季節にはアツアツメニューが嬉しいですよね。庶民派イメージの魚肉ソーセージも、スキレットで焼いてチーズを合わせれば、オシャレな料理に大変身します。

<材料(1人分)>
・魚肉ソーセージ 1本
・パプリカ 1/4個
・アスパラ 1本
・溶けるチーズ 20g程度
・油 大さじ1
・塩コショウ 適量

<作り方>

1.野菜と魚肉ソーセージを食べやすい大きさに切る。
2.スキレットに油をひき、1.を焼く。
3.焼き色がついたら溶けるチーズをかけ、塩コショウで味を調える。
4.チーズが溶けたら完成!

スキレットでこんがり焼いた魚肉ソーセージに、とろりと溶けたチーズを絡めていただきます。野菜はブロッコリーやジャガイモを焼いてもOK(事前に茹でておきましょう)。メインディッシュになる逸品ですよ。

その3. 魚肉ソーセージのジャーマンポテト風


カリッと炒めた魚肉ソーセージと乾燥マッシュポテトを使って、簡単ジャーマンポテトを作ります。

<材料(1人分)>
・魚肉ソーセージ(細いタイプ) 1本
・乾燥マッシュポテト 20g
・お湯 80ml
・バター 10g
・パセリ 適量
・塩コショウ 適量

<作り方>

1.魚肉ソーセージを斜め薄切りにする。
2.フライパンを熱しバターで1.を炒める。
3.ボウルに乾燥マッシュポテトとお湯を入れ混ぜる。
4.2.とパセリ、塩コショウを加えてよく混ぜたら完成!

お好みでお湯の代わりに温めた牛乳を入れると、さらにコクがアップしますよ。ワインのおつまみにピッタリ。子供達にも大人気の一品です。

その4. 子供も喜ぶ魚肉ソーセージのロールサンド


次は簡単で見た目も可愛いロールサンドを作ります。すぐできるので、キャンプの朝ごはんに最適です。

<材料(2人分)>
・魚肉ソーセージ(細いタイプ) 4本
・サンドイッチ用食パン 6枚
・キュウリ 1本
・バター 10g
・からし 適量
・マヨネーズ 適量
・塩 少々

<作り方>

1.キュウリを半分に切り、タテに薄くスライスする。ここで、他の具材との絡みをよくするため、塩を軽くふります(塩がなくてもOKです)。
2.ラップをひいてパンを載せ、バター、からし、マヨネーズを塗ります。
3.水気を取った1.を並べ、パンに長さを揃えた魚肉ソーセージを載せます。
4.3.をラップごとクルクル巻いたら完成!

切って断面が見えるように盛り付けると可愛いです。もちろん、洗い物を増やしたくないときはラップのままのり巻きみたいに食べるのもアリですよ!


その5. 魚肉ソーセージのナポリタンスパゲティ


定番のナポリタンも、常温の魚肉ソーセージを使えばキャンプでも作りやすい! 皮がないソーセージは食べやすいので子供にも人気です。

<材料(2人分)>
・魚肉ソーセージ 1本
・タマネギ 1/2個
・ピーマン 1個
・シイタケ 1個
・スパゲティ 200g
・油 大さじ1
・バター 10g
・ケチャップ 大さじ6~8
・ウスターソース 大さじ1
・牛乳 大さじ5
・砂糖 大さじ1/2
・塩コショウ 適量

<作り方>

1.タマネギとシイタケは薄切り、魚肉ソーセージは斜め薄切り、ピーマンは食べやすい大きさに切る。
2.鍋にお湯を沸かしてスパゲティを茹でる。大きな鍋がなく、フライパンなどで茹でる場合はスパゲティを半分に折って茹でる。
(キャンプで茹で汁を捨てたくないなら、塩を入れずに茹で、茹で汁はスープに使うのがおすすめ)
3.フライパンに油をひき、タマネギ、シイタケ、ピーマン、魚肉ソーセージを炒める。
4.ケチャップ、ソース、牛乳、砂糖を入れ、1分程炒める。
5.バターと茹で上がったスパゲティを加え軽く炒めたら、塩コショウで味を調えて完成!

スパゲティを入れる前にケチャップを炒めることで、酸味が飛んでまろやかな味わいに。スパゲティを塩なしで茹でる場合は、仕上げの塩を多めに加えてくださいね。お好みで粉チーズやパセリをかけても美味しいです。

意外と知らない?魚肉ソーセージのトリビア


こんなに便利で美味しい魚肉ソーセージ。いったい誰がいつ発明したの? 魚肉って何の魚からできているの? たくさん疑問がわいてきたので少し調べてみました(参考:マルハニチロ公式サイト)。

1.魚肉ソーセージって何の魚からできているの?
各メーカーの魚肉ソーセージ、そのほとんどは原材料欄に「魚肉」としか書いてありません。丸善のホモソーセージには、「たら・ひめじ・まぐろ・その他」とあります。マグロが入っているなんてなかなか豪勢ですね。一般的には、スケソウダラなどの白身魚のすり身が使われるそうです。

2.魚肉ソーセージの発祥は?
じつは魚肉ソーセージを発明したのは日本人。大正時代に日本各地の水産試験場で試作されたのが発祥と言われています。本格的に発売されるようになったのは昭和になってからですが、卵1個が10円、コロッケ1個が5円の時代に、魚肉ソーセージは1本30円だったというから、今より高級なご馳走だったんですね。

3.メーカーおすすめの美味しい食べ方とは?
工場で釜から取り出したばかりのフワフワ&ジューシーな魚肉ソーセージを簡単に再現する方法があるんです。それは、包装フィルムごと約1分間茹でるだけ。練り込んである脂分が溶けだして、そのまま食べるのとはかなり違いますよ! ただし、火傷には注意してくださいね。

やっぱり魚肉ソーセージはキング・オブ・キャンプ食材でした!


魚肉ソーセージのアレンジレシピはいかがでしたか? そのまま食べても、焼いても、料理の具にしてもイケちゃう魚肉ソーセージは、手軽で美味しいキャンプ食材の王様です!

アイデア次第でまだまだアレンジの幅が広がりそうなので、皆さんもいろいろ試してみてくださいね。

執筆:岡村朱万里

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