ギア選びの参考に「うちの売れ筋トップ5」
多種多様なギアを目の前に「一体どれが良いのか……」とアウトドアショップで途方にくれた経験ってありませんか? 数あるギアの中から自分に合ったものを探すのって意外に大変!
そこで長年にわたり数多くの製品を生み出しているメーカーさんに”コレは押さえておいたほうが良い”という自他ともに認める人気アイテムをお伺いしてみました。題して「自社製品の売れ筋トップ5!」。
ユーザーからの人気が高く、自信を持ってオススメされる製品はこだわりの逸品ばかり。作り手ならではの、オススメポイントも一緒にお届けします。
今回は寝袋・シュラフの専門メーカー「イスカ」の営業部 今(こん)さんにお話しを伺いました。今後のギア選びの参考にしてみよう!
本日のメーカーさんは、イスカ営業部の今さん
イスカの営業部の今(こん)と申します。入社する前からユーザーとしてイスカ製品にふれる機会があり、製品に対するこだわりを身をもって感じていました。
現在イスカで働かせていただき、アウトドアを楽しむ方々にとって安心で快適な製品の開発・販売にたずさわれることにやりがいに感じています。
登山に行く際には会社からガソリン代や高速代の補助制度もあるので、私自身フィールドを楽しみ日々経験を積み、心あるモノづくりができるよう心がけています。
実際にフィールドを楽しまれているご様子の今さん。自身がユーザーとして製品を使用されているとなるとリアルな口コミが期待できそうですね! では早速売れ筋トップ5を教えてもらいましょう。
イスカの売れ筋トップ5を聞いてみた!
寝袋・シュラフの専門メーカー「イスカ」の売れ筋アイテム第5位は?第5位 ノンスリップピロー
第5位は、ノンスリップピローです。バルブを開くと膨らむインフレータブル仕様でコンパクトなため、キャンプや登山を楽しむ方にご好評いただいています。裏面に施したドット状の滑り止めがマットからのずれを防ぎ、表面中央部の自然なくぼみがより快適な睡眠をお届けします。
芯材にウレタンを使用しているので、エアーのみで膨らますピローよりもご家庭の枕に近い使用感かと思います。
お客様より「水洗いができない。タオルを巻いて使用している。」とのお声をいただき、2017年春より専用のカバーを発売しました。
天然のコットン素材で顔あたりが良く、洗濯も可能。取付けた状態でバルブの開け閉めができ、収納ケースにそのまま納まるので合わせてご使用ください。
一度使うと手放せないインフレータブル仕様のピロー。実際のユーザーの声を活かして開発された専用カバーは、合わせて使いたいアイテムですね。
第4位 キャンプラボ800
キャンプ用の封筒型寝袋にも当社の技術・ノウハウをいかせたらと開発されたモデルです。おかげさまで3シーズンのキャンプや車中泊、施設内での宿泊用としても大人気です。
表側には磨耗に強いリップストップ素材を、裏側には肌触りの良い起毛素材を選択し丁寧な縫製を施しました。
また首もとのドローコードや、冷気の侵入・内部で暖まった空気の流出を防ぐよう、ジッパーの内側にはフラップを装備しています。店頭で手に取っていただければ、寝袋専門メーカーのこだわりを感じていただける仕上がりとなっていると思います。
封筒型の寝袋には珍しいドローコード付きで、寒い夜も安心。シュラフ専門メーカーらしい細部への心遣いが快適な睡眠へと誘ってくれそうです。
平均重量:1580g(中わた800g)
使用サイズ:190×84cm
収納サイズ:23×45×25cm
第3位 ウルトラライト コンプレッションバッグ
時代とともに素材・名称などは変化していますが、イスカで20年以上作り続けられているロングセラー商品です。
ものを入れるスタッフバッグ部分(胴体)に、キャップをかぶせ、そのキャップと底をつなぐ側面4本のベルトを締めていく事で、上下に中身をつぶしていく構造になっています。
ダウン製品などのかさばるものの容積を縮められ、ザックや車内などの限られたスペースをより広く有効に使えるため、ツーリングやキャンプ、旅行の方にも好評です。
こだわりのポイントは、ベルトの強度を強くし過ぎてバックルが破損してはいけないので、素材変更の都度、バックルとベルトの相性も考慮し作っている点です。
20年も愛され続ける理由が垣間見えますね。積載スペースの節約に、ぜひ取り入れたい逸品!
第2位 スノートレック1300
車中泊用寝袋の先駆けとして、また地震・水害などの防災対策用にも人気のある商品です。特に、車のシートを倒しての睡眠を想定し、胸の正面部分にジッパーを設置、足元からも開くダブルジッパーにする事で、座った状態での操作性にも優れています。
試作段階からの試行錯誤の末、窮屈に感じる腕や胸まわりはゆったりとした設計とし、冷えを感じやすい足元内側にはフリースをセットしています。
秋冬の冷え込む車中泊に足元がフリース仕様なのは嬉しいポイント。体制の変化を考慮してのデザインで寝袋の中でもストレスを感じず過ごせそうですね。
平均重量:2500g
中わた:1300g(ポリエステル中空わた)
最大長:85(肩幅)×220(全長)cm
収納サイズ:38×23×44cm
第1位 エア450X
夏山から冬の低山まで幅広く対応できるモデル。アルプスではテント泊で人気の秋の涸沢までご使用いただけるモデルです。
目立った特徴はありませんが、選りすぐりの素材を最高の縫製品質で仕上げ、軽く、コンパクトで、暖かく、ずっと使い続けられるモノづくりこそ、多くの方に支持されている理由だと考えます。
寝袋のあたたかさは、ダウンがあたたかいからと思われている方も多いようですが、保温性を決める最も重要な要素は空気です。
寝袋の内部で暖まった空気が程よく身体を包み込むよう、狭すぎず広すぎないカマボコ型断面を基本設計としています。そのために寝袋の外側の生地を広く、内側を狭く裁断するディファレンシャルカットを採用。最高の保温性のために、その他にも随所にこだわりの設計を盛り込んでいます。
1位は、幅広いシーンをカバーする「エア450X」でした。素材そのものに加えシュラフ専門メーカーとしてのノウハウが活かされたアイテムは納得の売れ筋NO.1製品ですね!
平均重量:840g
羽毛量:450g(90/10 800フィルパワ-)
最大長:78(肩幅)×208(全長)cm
収納サイズ:φ16×32cm
ちなみに!イスカ営業部の今さん一押しアイテムは何ですか?
今さん一押し!ウルトラライト マウンテンサコッシュ
あったら便利なウルトラライト マウンテンサコッシュです。当社のラインナップとしては山岳用ですが、キャンプでの使用の際は行き帰りの買い物、トイレに行くときなど何かと活躍する製品です。
ショルダーの長さは必要に応じて調節でき、内側にはフリース素材を使ったスマホ用ポケット、鍵の紛失防止用のキーフックが付いています。外側にはストレッチ性のあるメッシュポケットを装備しており、機能・価格でもご好評いただいています。
フェスやキャンプ、普段使いとしても便利なサコッシュは2800円(税抜)とお手ごろ価格! ブラックを基調としてデザインでどんな服装にもカッコ良く馴染んでくれそうです。
シュラフ専門メーカーの心意気を感じるモノづくり
いかがでしたか? スペック表を見てもなかなか気づくことができない、細部まで行き渡ったコダワリが見えてきましたね。
登山からキャンプ・車中泊まで、全く違った環境下にもそれぞれ合わせて開発された製品には脱帽です。
今回のランキングを参考にあなたに合ったギア選びを楽しんでください。楽しいアウトドアの時間を一緒に過ごすギアは、あなたにとって大切な相棒になりますよ!
イスカの他のアイテムも知りたい!
今回紹介した「トップ5」以外にも、イスカの技術が詰め込まれたアイテムが盛りだくさんです。Let’s enjoy outdoor with ISUKA’s goods!
イスカ製品でアウトドアを楽しもう!