油断大敵!
キャンパーにとって車は大事な相棒。いろいろな想い出を共にした愛車がもし盗まれてしまったら?絶対に起こってほしくない事ですが、残念ながらキャンプ場での車上荒らしや車の盗難といった話も最近では耳にします。
車の盗難を減らすには、積極的に愛車を守る自己防衛の防犯対策が大切。今回は車の防犯対策についてご紹介。
防犯対策3つの視点
①盗まれる車を知る【車の盗難対策】
車には「盗まれやすい車」が存在します。市場価値がある、窃盗犯がお金に変えやすい人気車種であるなど、その理由はさまざまで車種は変動します。2017年11月の調査※では、盗まれやすい車の1位がプリウス、2位がランドクルーザー、3位がハイエースでした。キャンプでも人気のランクル、ハイエースがランクインしています。該当の車に乗っているキャンパーは防犯対策必須と考えておいてください。
※一般社団法人 日本損害保険協会による「自動車盗難事故実態調査」より
②盗まれる場所を知り、駐車場所を気にする【車の盗難・車上荒らし対策】
駐車場スペースには、盗まれやすい場所があります。逆に言うなら「車を盗み出しやすい場所」への駐車を避けることで、盗難リスクを減らすことができます。こちらも調査結果によると、屋外に駐車場を設けてある自宅や、屋外の契約駐車場での盗難が六割を占めているということ。こうした条件を外す場所に駐車することを心掛けましょう。
さらに”人通りが少なく暗い”そんなシチュエーションは窃盗犯からすれば犯行が行いやすい場所。周囲に人通りが多く、明るい場所に心がけて駐車するだけでも防犯効果があります。
キャンプ場では管理棟に近い場所などがおすすめ。
③車内の見える場所に貴重品を置かない【車上荒らし対策】
車外から見える貴重品は、窃盗犯を呼んでしまうかもしれません。鍵をかけているから大丈夫、という考えは捨てましょう。盗難の9割は鍵をかけている状態で発生しているんです。バッグを見える位置に置くことで、バッグを盗まれるだけではなく、窓を割られるなど愛車のダメージにもつながってしまいます。
これで対策!防犯グッズ5選
続いては、愛車を守る5つの防犯グッズをご紹介。カーアラーム
ダッシュボードに置くだけで機能するカーアラーム。センサー内蔵で”衝撃”に対して音と光で警告します。また車外から目視できるため、あるだけで窃盗犯をけん制します。車への施工が必要ないかんたんな対策として有効な方法の一つです。
カーメイト SQ80 ナイトシグナルアラーム
●サイズ:本体=65×128×24mm、リモコン外形寸法=53.2×30.0×14.1mm
●リモコン重量:20g
●サイレン最大音圧:約100dB
●リモコン重量:20g
●サイレン最大音圧:約100dB
カーアラームを買うよりもお手軽な方法として、ダミーライトだけでも防犯効果があります。
ソーラー充電式で電池交換の必要なし、ダッシュボードに置いておくだけで、光で防犯に一躍買うお手軽アイテムです。
ステッカー
「早く楽に盗みたい」これが窃盗犯の心理。防犯対策車両の場合、盗み出す時間と難易度が上がるため、犯人が「パス」する確率が上がります。大がかりな対策が難しという場合、防犯ステッカーを貼っておくだけでも犯人に対して心理的けん制となり、盗難抑止につながります。
防犯フィルム
車上荒らしにも有効なのが防犯フィルム。観光地の駐車場で多いのが窓を割られて荷物を盗まれる車上荒らし。頻発しているのが三角窓を割られてロックを外されるという手口。窓にフィルムを張っておくことで、この手口から守る確率があがります。ハンドルロック
一見原始的な対策に見えますがハンドルロックも有効。車外から見える防犯対策という点で盗難防止効果があります。また物理ロックは破壊できた場合でも時間稼ぎにはなるため、盗難の成功率を下げる効果があります。
GPS
どんな防御を施しても、プロの手にかかれば盗まれてしまう可能性はぬぐいきれません。それでもまだ対策はあります、最後の命綱になるのがGPS。もし盗まれてしまったとして愛車の場所さえ解れば警察に通報して対処できます。GPS追跡ではココセコムというサービスがポピュラーですが、もっと手軽にGPS対策できるのが「Tile」。車にTileタグを忍ばせておくだけでスマホで愛車の位置情報がスマホで確認できちゃいます。
事前対策が愛車を救う
何度もキャンプを共にした愛車が、もし盗まれたら……。想像しただけでもやりきれない気持ちになりますよね。事前対策で盗難リスクを減らすことはできます。キャンパーのみなさんは、ぜひキャンプスキルの一環として車の防犯対策にも目を向けてみてください。
We protect the car by oneself!
愛車は自分で守る!