着っぱなしでいいインサレーションとして高い人気を誇る ナノエア シリーズの新作が登場。より大胆なアプローチを見せており、これはワクワクさせられます。
新たにお目見えしたパタゴニアの ナノエア・ライト・ハイブリッド シリーズは、化繊系インサレーション(中綿入り)ウェアの ナノエア よりも通気性を飛躍的に高め、春夏期にも対応させたもの。もとより通気性に秀でていたナノエアが冬山の行動着として使えるものなのに対して、新作はちょっと肌寒い気候での激しい運動――夏山でのクライミングやトレイルランニングなどに適したモデルという位置付けです。
昨年には、ナノエア より保温性を抑え、通気性を向上させた ナノエア・ライト・フーディ が登場しましたが、この方向性をさらに推し進めたのが今シリーズと言えるでしょう。
重量は286gで、ナノエア・ジャケット(354g)よりもぐっと軽量化されています。体にフィットするタイトなフォルムで、よりコンパクトにパッキングできそう。 今シリーズには、ベストもラインナップされています。重量は181g。動きやすさを重視したい場合などにはこちらが良いかもしれません。
背中全面がワッフル地なので、バックパックを背負ったアクティビティも気持ちよくこなすことができるでしょう。これからの季節にフォーカスしたモデルではありますが、秋冬のインナーとしても使い勝手が良いでしょうし、これまでのインサレーションの枠組みを超えた広範な用途が考えられそうです。パタゴニアらしいイノベーションが込められた、アウトドアギアのおもしろさを改めて感じさせてくれるアイテムなのではないでしょうか。