調理特化型焚き火台、2モデルの実力をチェック!
焚き火が楽しいキャンプシーズンが到来。焚き火に必要なものと言えば当然「焚き火台」ですが、さまざまなタイプの中から今回は「調理に特化した焚き火台」に注目してみたいと思います!
このカテゴリではライバル的存在にあたる2台といえば、ユニフレームの「薪グリル」、テンマクデザインの「焚火グリル”とん火”」。その実力やいかに!? さっそくチェック!
基本スペック
まずはサイズや重量、価格などの基本情報をチェックしてみましょう!<ユニフレーム 薪グリル>
“焚き火での調理も楽しめるステンレス製かまど”として2016年にリリース。調理に特化した構造を備えつつ、シンプルで美しい造形が魅力。■使用サイズ:約41×30×高さ35cm
■収納サイズ:約23×40×厚み6.5cm
■重量:約3.6kg
■価格(税込):1万2000円
<テンマクデザイン 焚火グリル”とん火”>
沖縄のシーカヤックガイド・仲村忠明氏が手作りし、愛用していた焚き火台をテンマクデザインが製品化。燃焼効率がよく、脱着できる風防など使い勝手のよい機能が装備されています。■使用サイズ:約48×41×高さ55.5cm
■収納サイズ:約42.5×31×厚み5cm
■重量:約4.3kg
■価格(税込):1万7280円
使用時に一番目立つ違いは「背の高さ」。とん火にはゴトク上まわりにも、背の高い風防が付いているので、その分サイズも大きくなっています。ちなみにこの風防は内側に折り畳んで使用することも可能。
また薪の入れ方が、薪グリルは基本的には火床と平行になる横入れ、とん火は横長の火床に対して垂直に入れる方式。
両方ともダッチオーブンの使用OKな強靭さを備えていて、主素材にステンレスが採用されています。
特徴
それぞれのモデルからとくに際立つ特徴について、3点ずつ紹介します!<ユニフレーム 薪グリル>
・ゴトクの高さが3段階に調整可能サイド部にはスリットが入っていて、ここでゴトクの高さを3段階に調整できます。火加減がなかなか難しい焚き火調理だけに、この機能はけっこう重宝。
・さまざまなオプションパーツ
オプションパーツが続々登場したり、他製品のパーツが流用できるのがユニフレームの魅力の一つ。
現在も「ユニセラ」のサイドトレーや鉄板が流用できますが、来春には薪グリルを炭火で使う人が多いことを受け、バーべキューも楽しめる専用焼網がリリース予定。今後も期待大です。
・シンプルで美しいデザイン
シンプルでまさに機能美といったデザインは、さすがユニフレーム。火床は横長タイプを採用しつつも、背面パネルを山型にして大鍋にも対応するなどの工夫も見事!
<テンマクデザイン 焚火グリル”とん火”>
・燃焼効率がとてもよい火床の両端に設けられた空洞から空気が後ろに回りこむので、薪がよく燃えるようになっています。さらに風防を使用すれば煙突効果でさらに勢いよく燃える仕様。燃焼効率はかなりいいです!
・風防が取り外せる
風防は立てても、倒しても、取り外しても使用できるようになっています。用途やシーンによってアレンジできるのは快適。
・薪が置きやすいロストル
火床から前方にロストルが延長されているので、市販の薪の長さでも落ちにくいように工夫されています。長め・太めの薪も安心して置けるので、思いっきり焚き火を楽しめます。
購入した人の感想
実際に各製品を購入した人はどんな使用感だったのでしょう。みなさんのよかった点・気になる点を紹介します!<ユニフレーム 薪グリル>
収納状態はコンパクトにできています。構造が単純なので組み立てはしやすいです。10インチダッチオーブンと2.5L満水のケトルを同時に載せても大丈夫でしたので剛性は十分だと思います。
ゴトクの3段階の調整はしやすいですが下段にした場合はあまり薪を入れることは出来ません。3回ほど使用しましたが各部に歪み等はありません。(出典 : Amazon)
焚き火や調理、使い易く折り畳んで薄くなるので車載時隙間に入れれるので便利。薪の焚べ過ぎに注意、灰受け後部から溢れちゃいます。2〜3本で燃やすのが良いです。(出典 : Amazon)
<テンマクデザイン 焚火グリル”とん火”>
雰囲気もあり実用性にも優れ最高です!まだ数回しか使用してませんが、これからガンガン使い込みたいです。(出典 : Amazon)
使い勝手はとても良いです。特に冬場のソロだと熱が自分の方にだけ来るのでとても暖かいです。その反面とん火の前以外は熱が届かないので焚き火を囲んでみんなで火にあたると言う訳には行きませんが……
残念なのは、3度ほど使いましたが火床の板が熱で変形して本体に上手くセットできなくなりました。まぁなんとか使えていますので我慢して使っています。(出典 : Amazon)
両モデルの特色を見極めて、ぴったりの1台を選ぼう!
両モデルとも調理に特化した焚き火台ですが、使い勝手や機能などにそれぞれの特色があります。
薪グリルは機能美を感じられるフォルムながらも頑強な作りで、オプションパーツが多彩なのが魅力。
一方、とん火はとにかく燃焼効率に優れていて、薪を多く入れられたり風防が取り外せたりと実用的で質実剛健といった印象。スペックや特徴などをチェックして、自分のキャンプにぴったりの1台を探してみてください!
Check the cooking burning fire stand!
調理に特化した焚き火台をチェック!