ポータブル電源に代わる新発想のアウトドア用電源が登場!
キャンプ用品としてすっかり定着したポータブル電源。さまざまな製品が次々と登場するなか、このたび斬新なアウトドア用電源が登場しました。
なんと外付けの12Vバッテリーを使用することで、電池部分と操作部分を別々にしたのだとか……。
今回は、そんな画期的なアウトドア用電源を現物レビューします。一体型にしないことによるメリットとは、いったい何でしょうか?
カー用品メーカー『エーモン』が展開するアウトドアブランド「OGC」が開発!
そのポータブル電源を開発したのは、昨年アウトドア業界にさっそうと登場したブランド「OGC」。OGCは1964年創業のカー用品メーカー・エーモン工業が展開するブランドで、「アウトドア×クルマ」のライフスタイルを快適にするギアでヒットを飛ばしています。
OGCがラインナップするギアのジャンルは次の4つ。
□FIX「結束・固定」
□STORAGE「収納」
□ELECTRICAL「電気・電源」
□PROTECT「汚れ・傷防止」
このたびリリースされるアウトドア用電源は、「ELECTRICAL電気・電源」の新製品。それではさっそく実物を見て、触って、使ってみましょう!
OGCコントロールボックスを使ってみた!
まずは製品としての構成や詳細をチェックしていきます。電池部分と操作部分とが別々になっている前代未聞のアイテムですから、じっくり見ていきましょう。起動前にアイテムをチェック!
こちらが新製品「OGCコントロールボックス」の本体。出力ポートは、USB Type-Aが2つにType-Cが1つ、それからACコンセントが2つ、シガーソケットも2つと大充実です。液晶画面の表示については、のちほど起動時に紹介しますね。
ちなみにACコンセントから出力されるのは純正弦波なので、あらゆる家電製品に対応。ポータブル電源によってはこれが矩形波だったりして、作動しない家電もあるんですよね。ちょっと難しい用語が出ましたが、「家電に適した電流が出る」と把握してもらえればOKです。
外付けで使用するバッテリーは、「ディープサイクルバッテリー」。一見してクルマのバッテリーのようですが、別物です。
ディープサイクルバッテリーは魚群探知機などマリン用に使われることが多く、衝撃や温度変化に強いためキャンピングカーのサブバッテリーとしても活躍しています。
クルマ用のスターターバッテリーが瞬発力のある短距離ランナータイプだとすると、こちらは長時間にわたって電気を流し続ける長距離ランナータイプ。使い切っても劣化せず、充電で復活する特長があります。
バッテリーはOGCコントロールボックスとは別売りで、自分で任意のものを購入して用意します。
おすすめは次の2つです。
□M24MF:幅277×奥行174×高さ231mm。重量20.7kg。容量960wh。
□WP50-12NE:幅199×奥行166×高さ171mm。重量14.3kg。容量600wh。
Amazonで価格を調べてみたところ、M24MF、WP50-12NEともに¥12,000弱でした。「バッテリーを自分で買うなんて面倒だな」と思った方は、この価格を覚えておいてくださいね。
別途購入したバッテリーはそのままでも使えますが、別売りで「OGCバッテリーバッグ」が用意されています。
さきほどの2種類のバッテリー、いずれにもフィットするアジャスタブル仕様で、ビジュアル的に本体との統一感もバッチリ! また取っ手は長めにできているので、2人がかりで運ぶことも可能。
バッテリーへの充電は、別売りの「OGCバッテリーチャージャー」を使用します。家庭用のコンセントを使って充電できるので、キャンプ前に済ませておきましょう。
というわけで以上、ざっと必要なもの一式を紹介しました。だいぶ「別売り」が続きましたが、注目してほしいのはその合計金額。
コントロールボックス29,800円、バッテリー12,000円程度、チャージャーは7,980円で、すべてを購入しても合計5万円程度なんです。普通は1,000whクラスのポータブル電源なら、軽く10万円を超えてきますよね? 一体型ではないことのメリット、まずひとつは段違いのコスパが挙げられます。
いざ!接続してみる
それではさっそく使ってみましょう。まずはOGCコントロールボックスとバッテリーとを接続します。OGCコントロールボックスにはスパナが付属するので、それによってバッテリー端子のネジを緩めて外し、「+」と「-」に注意して接続しました。
ここでも一体型ではないことのメリットに気付かされます。そう、バッテリーは複数個を用意しておいてもOKなんです。それによって容量は無限大となりますし、またいつの日かバッテリーが劣化しても、バッテリーだけを買い換えればOK!
無事に起動しました。液晶画面には電池残量のほか、使用中のW、A、Vの数値が表示されています。
使用できるW数は「MODE」と記載されたボタンで切り替えることができ、通常の「Normal Mode」、200W以上の電気を取り出せる「Power Mode」、バッテリーのダメージに配慮することなく最大限の電気を取り出す「Emergency Mode」が用意されています。
別売りの「OGC USBチャージャー」を使えば、USBポートを増やすことができます。本体とはシガーソケットで接続し、増設されるUSBポートは計6か所!
ポートの内訳は、1Aが4か所に2.4Aが2か所と、まず不満の出ない布陣です。
スマホやLEDランタン、ポータブルスピーカーの充電に使ってみました。豊富な出力ポートにより、さまざまなガジェットを同時に充電できるのが心強いですね。
ノートPCを充電しながら使うことも余裕で、MacBookならUSB Type-Cに接続。ここで気になるのがUSB Type-Cの「PD3.0」や「QC3.0」といった規格問題ですが、当製品はPD3.0に対応しており、MacBookユーザーも安心の仕様。
電気毛布など暖房器具に給電する場合、タイマーや温度調節機能があるとポータブル電源によっては使えないことがあります。
しかしACコンセントから出力される電流は純正弦波なので、高性能な電気毛布もバッチリ使えました。
バッテリーの充電方法は?
キャンプを終え、バッテリーを充電するときはOGCバッテリーチャージャーの出番です。充電方法に何ら難しいことはなく、クリップをバッテリーの「+」と「-」に接続して、あとはコンセントプラグを家庭のコンセントに差し込むだけ。
劣化していないバッテリーで容量600Whなら、空っぽの状態から半日〜1日で満充電されます。
別売りのバッテリーチャージャーを必要とするのはスマートでないと思われるかもしれませんが、ここにも一体型ではないことによるメリットが隠れています。一般的なポータブル電源は、たとえバッテリーがまだまだ元気でも、充電機能が壊れればアウト。その点、OGCなら該当部分だけを新調すればOKです。
バッテリーが空になってもクルマにつないで使える?!
バッテリーが空になってしまっても、OGCコントロールボックスを使うことは可能です。ディープサイクルバッテリーの代わりに、エンジンのかかったクルマのバッテリーに接続することができるんです。キャンプ中の緊急事態はもちろんのこと、災害時にも助かる仕様ですね。
ただしクルマのバッテリーから、ディープサイクルバッテリーへの充電はできないのでご注意ください。
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他にもこんなアイテムが新登場!
OGCには、他にも魅力的なアイテムが勢揃い。OGCというブランドをよりよく知ってもらうため、注目の新作ギアをいくつかご紹介しておきましょう。1,000ルーメンの大光量!「OGCスクエアライト」
1,000ルーメンの大光量を誇るLEDランタン。単に明るいだけでなく、光は暖色にも調整でき雰囲気も上々です。付属のカバーは装着したままON/OFF等の操作が可能で、窓ガラスやドアトリムに接触した際のキズを予防。裏側はモールシステムに対応していて、OGCの他のギアに取り付けることができます。
10,000mAhのバッテリーを内蔵し、他のガジェットへの給電ができる点も見逃せません。ちなみに充電されているのもOGCの新製品「ハンディライト」です。
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クルマ好き必見!「OGCシートプロテクター」
アウトドアでは衣類はともかく、愛車のシートまでは汚したくないですよね。そこで取り付けたいのが、こちらのシートプロテクター。
単にシートを保護するだけでなく、背面にはこれでもかと利便性が盛り込まれています。
まず最上部に面ファスナー。その下にはモールシステムのウェビングが広範囲に施されていて、先ほどのスクエアライトやポーチ類など、モールシステムに対応するモジュールを自由に取り付けられます。
その下にはポケットが2つ設置されていて、うち1つはボックスティッシュを収納するのにちょうどいいサイズ。車中泊も愛するキャンパーに、強くおすすめしたい収納ギアです。
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1つは持っておきたい!「OGC マルチバケット」
完全防水仕様の、折りたためるバケツ。普通のバケツのようにしっかり水を汲むことができ、安定して自立します。
使用方法はまったくの自由で、水を溜めておいて焚き火の消火用水にしたり、キャンプ中の洗い物に使ったりとアイデア次第。
撤収時に衣類やブーツなどの汚れ物を放り込めば、クルマの荷室保護にも役立つでしょう。
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OGCに大注目!
OGCは若いブランドですが、活かされているノウハウや技術は長年のカー用品開発で培われたもので、実力は本物。クルマで出発するキャンパーにとって、「こういうのが欲しかった」が数多く見つかる、気の利いたラインナップを揃えています。
ちなみに公式サイトに掲載されているデモカーは社員の愛車(私物)であり、「アウトドア×クルマ」というコンセプトは付け焼き刃の宣伝文句ではありません。純粋にアウトドアとクルマを楽しむ人たちのアイデア、それが形になったものがOGCのアイテムです。
OGC新製品の発売は2021年3月8日(月)。今回紹介しきれなかったアイテム情報も盛りだくさんです。詳細は公式サイトへ!
3名様にOGC製品10点セットをプレゼント!
なんと今回、紹介したアイテムに他に、OGCの人気アイテムを加え10点セットを3名様にプレゼントします! 総額70,000円(税別)のアイテムを手に入れる大チャンスをお見逃しなく!撮影協力:RECAMPおだわら
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