どんなスタイルも賄える“最強幕”って、無いの?
キャンプはスタイルによって適したテントが異なるもの。ファミリーの場合は広々としたテントが良くても、同じテントだとソロキャンプには大きすぎる……。かと言って複数持つとなると、その分出費も保管スペースも嵩んでしまいますよね。
これさえあれば色々なシチュエーションに対応できる、そんな都合の良いテントは無いのでしょうか?
サバティカルのギリアなら、ソロから大人数まで対応可能!
そんなわがままなリクエストに応えてくれるのが、このサバティカルの「ギリア」。他のテントには見られないある特徴により、ファミリーでもカップルでもソロでも、さらには三世代やグループなどの大人数にも対応できてしまうんです!
ではギリアのどんな工夫がその汎用性の高さに繋がっているのか、詳しくチェックしてみましょう。
ギリアってどんなテント?
まずはギリアがどういったテントなのか、基本的な特徴を見ていきます。
素早く設営できるミドルサイズ
ギリアは長さ5.2×幅3mと、大きすぎず小さすぎずなミドルサイズのテント。半自立のトンネルタイプでガイロープが少ないシンプル構造ということもあり、設営は簡単で時間もかかりません。
テントは大きくなればなるほど設営が大変になるため、大きすぎないというのは設営の容易さを求める上では重要。実際、力を入れる場面もなく簡単に手早く張ることができました。
フルオープンすれば、この開放感!
前後左右すべてのパネルを巻き上げたり跳ね上げたりできるため、開放的で抜群の心地良さ! テントの中にいながら周りの景色を楽しむことができます。インナーテントも4面メッシュで開けられるので、暑い時期でも風通し良く快適に過ごせそうですね。
ブリッジフレームで強度もバッチリ
両サイドには3本のアーチ状のポールを跨ぐ、ブリッジポールを装備。170cmと低めに抑えられた全高と相まって、高い耐風性があります。
フライシートの生地も強度と重量のバランスが良い75デニールのポリエステルタフタで、全体的にしっかりした構造のテントという印象です。
買いやすい価格設定
サバティカルは良心的な価格が魅力のひとつですが、それはこのギリアにおいても同じ。気になる価格は43,780円(税込)と、最初の1幕としても比較的手を出しやすい設定ではないでしょうか?良さそうなテントというのはわかった。肝心のオリジナリティは?
ここまで基本的なスペックをチェックしてみましたが、正直ギリアに限らず他のテントに共通するポイントでもあります。では、ギリアならではの特徴は何なのでしょうか? 前述の汎用性の高さの秘密を、実際にレイアウトしながら見ていきましょう。ギリア最大の売りは「2つのインナーテントが標準装備」
ギリアの他のテントには無い特徴、それは2人用と5人用2種類のインナーテントを標準装備していること! 1つのテントにつきインナーテントも1つというのが普通ですが、デフォルトで2つあるとは太っ腹ですね。
具体的にはどういったメリットがあるのか、見ていきましょう。
2人用インナーは前室を広くとれる
まずは、2人用インナーを取り付けたこのスタイル。前室が広くとれるため、すべての道具をテント内に収納できます。
2人用インナーテントは幅150×長さ280cmと充分な広さ。大人2人が伸び伸びと寝ることができます。
前室はというと、2人利用であればかなり余裕。これならタープを張る必要もなく、身軽にキャンプを楽しめますね。もちろんソロならより一層ゆったり過ごすことができます。
5人用インナーをつければファミリーユースに!
ファミリーキャンプなど3人以上になる場合は、5人用インナーが◎。5人用インナーだとテントの約6割ほどは寝室になります。
こちらがインナーテントの中の状態で、シングル用マットであれば縦に4枚横に1枚置けそう。長さ190cm前後のコットも問題無く収まる余裕のある広さです。
ただ、寝室が広い分やはり前室は狭めに。2人用インナーのときのようにすべてをテント内に収納するのは難しくなるため、タープとの併用が無難かもしれません。
2人用・5人用を同時につければグループキャンプもOK
そしてインナーテント2つを同時に取り付けるという方法も! これなら最大7人まで就寝可能で、色々なキャンプスタイルに対応できますね。
ただこうするとテント内は出入りするぐらいのスペースしかないので完全なる寝床というスタイルにはなってしまいますが、グループみんなで集う大型タープやシェルターが別にあれば問題は無さそうです。
ちょっと気になった点もある
ギリアがとても使い勝手の良いテントということは分かりましたが、ちょっと気になる点もありました。
背の高い男性には低くて中腰が辛い
ギリアの全高は170cmで、出入口の最大高は130cm。耐風性を向上させるため高さを抑えていますが、その分やはり居住性には影響が出てしまいます。
実際身長180cmの筆者がインナーを取り付けるときは、かがまなくてはならずちょっと窮屈……。背が高い方だと常に中腰でいなければならないため、腰に負担がかかりそうです。
寒さを緩和するスカートが無い
そして、寒い時期になると防寒の点で大きな意味を持つスカートが付いていません。設営状態で裾に5〜10cmほどの隙間ができてしまうため、この中で長時間過ごすとなると風が吹き込んで寒いかも?
真冬に使うのであれば、保温性の高いシュラフに暖房やホットカーペットなどそれなりの防寒対策が必要になりそうです。
抽選販売でなかなか買えない・・・
サバティカルのテントは発売以来店頭で販売されておらず、購入方法は抽選販売のみ。欲しくてもすぐ買えないのは残念ですが、その分手に入れられたときの嬉しさも身に沁みますね。
抽選販売の情報は随時公式サイトでアナウンスされるので、欲しい方はこまめにチェックして見逃さないようにしましょう!
サバティカル「ギリア」について詳細はこちら
人数が多くても少なくても活躍するポリバレントなテント
いいとこ取りの機能性の高さで、使い勝手も良い。これひとつで色々なキャンプのシチュエーションに対応できて、さらに価格も抑えめ!ファミリーだけでなく父子やソロ、時にはおじいちゃんやおばあちゃんと一緒になど、様々なパターンでキャンプを楽しむ方にはうってつけの一幕です。