今年は新カテゴリー「コンパクト2ルームテント」が狙い目!
これからキャンパーにとって、待ちに待った暖かいシーズンが訪れますね! そろそろキャンプの準備を始めている人も多いのでは?2019年の新作が続々と発表されていますが、ここ数年登場するテントで目を引くのが「コンパクト2ルームテント」。どんなテントなのか、またなぜ注目を集めているのか? 徹底解説します!
コンパクト2ルームテントとは?
「コンパクト2ルームテント」は造語で、ひと言でいうなら「1〜2人(モノによっては大人2人+小さい子ども1人)が泊まれる小型の2ルームテント」です。4人以上が泊まれる一般的なファミリーテントより小さく、2人が過ごしてちょうどいいくらいのサイズ感。最近流行っているソロキャンプ・ディオキャンプにピッタリです。
コンパクト2ルームテントのメリットとデメリット
次に、このコンパクト2ルームテントはどこが良くて、どこがイマイチなのかを説明します。【メリットその1】今までの2ルームテントの良さはそのままにサイズダウン
2ルームテントの魅力は、リビングと寝室が1つのテントで一体になっているため、行き来がラクで悪天候でも安心して過ごせるところ。ただ、今までのものはファミリー用がほとんどで、少人数用のものはありませんでした。このコンパクト2ルームテントは少人数が対象。「ソロなのにファミリー用を使うのは手持ち無沙汰だし、かといって2ルームテントの快適性は欲しい……」という人に向いているでしょう。
【メリットその2】コンパクトなので荷物が減り積載もラク
2ルームテントのもう1つの魅力は、収納が1つで済むこと。今までタープ・テントの両方を持っていく人にとっては、荷物を減らすことができる点で良心的です。サイズはモノによって異なるので一概には言えませんが、ファミリー用と比べれば小さいのは想像がつきます。軽自動車にも収まりやすいので、クルマが小さくて気になっている人でも気軽にキャンプへ行けそうですね!
【デメリットその1】3人以上泊まるには小さい
コンパクト2ルームは少人数向けに設計されているので、当然大人3人以上のキャンプには向きません。【デメリットその2】ツーリングのお供には厳しい
“コンパクト”という名が付いているものの、自転車やバイクに載せて持ち運ぶには少々大きいかもしれません。どうしても積載したい場合は、一度サイズを確認することをおすすめします。ここ最近発売したおすすめコンパクト2ルームテント
それでは、おすすめのコンパクト2ルームテントを紹介! 今回はここ1年あたりで発売した、もしくは発売予定の4点に厳選しました。DOD「カマボコテントソロTC」
トンネル2ルームテントの人気作「カマボコテント」のソロバージョン。トンネルタイプなので設営が簡単で、TC素材を採用して程よい遮光性と火の粉への耐性を備えています。“ソロ”と謳ってはいますが、リビングサイズと寝室サイズは170×225×120cmで2人でも過ごすことができます。ローチェアを使えば画像のようにリビングで過ごすこともできるので、ソロやデュオキャンパーにピッタリなサイズ感!
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ゼインアーツ「ROGA-4」
今年から本格始動の新ブランド「ゼインアーツ」。発表されたラインナップの中に、コンパクト2ルームテント「ROGA-4」があります。2〜4人用と対応人数は広いですが、寝室サイズは幅240/200×奥行き220×高さ140cm。ゆったり寝るなら2〜3人がちょうど良さそうです。
「ROGA-4」は、前後室(リビング部と寝室部)が対称の設計で、リビングスペースは寝室とほぼ同じ。テーブルとチェアを置いても快適に過ごせます。
また、インナーテントの下に敷くグランドシートをリビングに置いてお座敷スタイルとしても活用可能。この汎用性の高さも注目が高いポイントかもしれませんね!
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ogawa「ティエラ リンド」
こちらも2019年に発売する大注目の3人用テント。何と言っても、名作ファミリー向け2ルームテント「ティエラ 5-EX」のコンパクト版なので、設営のしやすさや高い機能は折り紙付き。リビングサイズは270×225×180cm、寝室サイズは270/225×175×180/170cm。寝室よりリビングのほうが少し広めに設定されています。フレームを自立させてくれるセルフスタンディングテープを採用し、初心者でも設営しやすいのもポイントです。
ogawa ティエラ リンド
●組立サイズ(外寸):(約)W287×D445×H180cm
●インナーサイズ(約):W270/225×D175×H170cm
●収納サイズ:W70×D28×H28cm
●総重量(付属品除く):9.4kg
●インナーサイズ(約):W270/225×D175×H170cm
●収納サイズ:W70×D28×H28cm
●総重量(付属品除く):9.4kg
ローベンス「レイクショア」
近年グイグイと認知度を上げているブランドのローベンスから発売された「レイクショア」は、2018年に発売された小型のトンネル型テント。特徴的なのが帽子のツバのようなリビング部のひさし構造で、コンパクト2ルームテントの中でもかなり珍しい形をしています。写真からも伝わるかもしれませんが、入口の最大高は190cm! 大人が立ちながら着替えをしても問題ない広さが確保されています。
リビングサイズは230×140+80(計220)×190/115cm、寝室サイズは175/150×220×115/85。寝室は3人用としていますが、公式動画では2人分を用意してジャストサイズの様子が見られます。
ローベンス レイクショア
●組立サイズ(外寸):(約)W230×D450×H190/85cm
●インナーサイズ :(約)W175/150×D220×H115/85cm
●収納サイズ:57×22cm
●重量:5.7kg(最大)/5.3kg(最小)
●インナーサイズ :(約)W175/150×D220×H115/85cm
●収納サイズ:57×22cm
●重量:5.7kg(最大)/5.3kg(最小)
ソロ・デュオキャンプの人気が上昇中!
ここまでコンパクト2ルームテントの魅力を紹介しましたが、ではなぜ少人数用のテントが今注目を集めているのでしょうか? それは、やはりソロ・デュオキャンプの需要が高まってきているから。その理由を裏付けるようなお話を聞いたのでご紹介します。ソロ・デュオ向けイベントが大盛況
キャンプイベントといえばファミリーやグループ向けが多い印象ですが、西日本の青川峡キャンピングパークで昨年開催されたのは『ソロキャンジャンボリー』。まさに名前のとおりのソロキャンプ向けのイベントです(デュオも含む)。週末はファミリーキャンパーで賑わっているキャンプ場も、平日は特にソロキャンパーやデュオキャンパーの利用が増えてきているんだとか。しかもソロに関しては老若男女、デュオの場合は男同士、女同士、カップル、そして夫婦と幅広くキャンパーが増えている傾向に。そんな背景があったため、満を持してイベントを開催したそうです。
“こんなイベント待ってました!”と言わんばかりの反響の多さで、平日開催にもかかわらず全国各地から総勢100名のソロ・デュオキャンパーたちが参加。「需要が高まってきていることを肌で感じることができた」と、キャンプ場オーナーの田中さんが仰っていました。
コンパクト2ルームテントの登場で、もっとスタイルの幅が広がる
確かに、個人で楽しむための軽量焚き火台やミニテーブルは人気のキャンプ道具のひとつ。もともとソロ・デュオ需要は高かったもののイベントは少なかったのかもしれませんね。そんなムーブメントを後押しするような今回のコンパクト2ルームテントの登場は、きっとアウトドア業界を盛り上げてくれること間違いなし! まさに要注目のジャンルになりそうです。
ソロ・デュオキャンプに興味がある方は、まずはこういったイベントに参加したり、カッコいいテントで気分を上げたり……デビューするなら今年がいいかもしれません!
Let’s use the compact’s 2 room tent in this year!
今年はコンパクト2ルームテントを使おう!