ハンモックとしてもテントとしても使える快適シェルター Crua Hybrid
かねてからgearedも追いかけているハンモックシェルターのカテゴリーにおける注目プロダクトを紹介します。新興テントメーカー Crua Outdoors が発表した Crua Hybrid は、ハンモックとしてもテントとしても使える、その名の通りのハイブリッドなモデル。
ご覧の通りのオーソドックスなソロテントのルックスで、アーチポールを入れて設営します。
吊るす場合は、一般的なハンモックのように2本の木にストラップで結び付ける仕様になっています。
テント泊の安心感とハンモックならではの寝心地や浮遊感が一度に味わえることでしょう。
Crua Outdoors はもともとテントの快適な居住性を重視しているメーカーで、この Crua Hybrid は本体と断熱エアマット、寝袋がセットになっています。
ハンモックのウィークポイントとなる背中の冷えが防げるはず。虫よけネットもついており、フライには耐水圧5,000mmのリップストップナイロンを使用。しっかりしたプロテクション性を備えていると言えるでしょう。
サイズは約90cm×273cmで高さが74cm。先述の通りのソロ仕様ですが、地面に設営する場合は Crua Hybrid 同士を並べて繋ぎ合わすことができるというギミックも。
側面も上部も大きく開けられるので、通気性も解放感も抜群でしょう。視界いっぱいの星空が楽しめそうです。
ハンモックシェルターは数あれど、このようにテントとしても使えるモデルは珍しいですし、かなり魅力的なアドバンテージになるでしょう。
ハンモックが設営できるロケーションは限られていますし、逆にテントを張る平地がなかったら「空中キャンプ」してしまえばいい。
マットと寝袋を合わせた総重量は3.15kgで、快適なテントでありつつこの重さに抑えているのも評価できるのではないでしょうか。
製品名 :Crua Hyrid
メーカー:Crua Outdoors
価格 :$299~(2017年11月現在)
空中テントにもなるハイブリッドなドーム型テント Sunda
ツリーテントにチャレンジしたい人にとって現実的な選択肢の一つになりそうなハイブリッドテントを紹介します。
アメリカのオースティンをベースに設立された KAMMOK は、過去に Kickstarter のキャンペーンでハンモックや、ハンモック泊のためのシェルターになるタープなどを製品化しています。
そして、今回 Kickstarter に登場したニュープロジェクトが、テントでありながら、シェルター付きハンモックとしても使える Sunda。
先に紹介したCrua Hybrid は、ソロテントをベースにしていましたが、Sunda はオーソドックスなH型フレームのドームテントをベースにしています。
地上に張った際に一般的なテントと違いがあるとすれば、その長さ。Sunda は2パーソンサイズですが、通常の2人用テントに比べると長辺がかなり長くて3メートルもあります。
そのため一人乗りであればカヤックも十分に入れることができます。
そして、一部のポールを外して、一般的なハンモックのように2本の木にストラップで結び付けることで、一人用のシェルター付きのハンモックに。
3メートルという長さが、一晩寝ていても快適なゆるりとした弧を描きやすいように思えます。
場所を移動しながら何泊もするカヤックツーリングなどで、時に空中、時に地上と、このテント一つでその場所に応じたスタイルで寝られるのは嬉しいですね。
これだけ多機能に使えながら、1.951kgととても軽量なのも魅力です。
製品名 :Sunda
メーカー:KAMMOK
価格 :$399〜(2017年11月現在)
curator/gearedエディター
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