期待以上の売れ行き！メーカーも驚いた、想像以上の優等生たち
ヒット商品の中には、“表ヒット”と“裏ヒット”の2種類があります。表ヒットとはリリース前から話題になっていたもの、いわゆる鉄板商品を指し、裏ヒットとは「隠れヒット商品」とも言われる、定番アイテムの影に隠れた名品的立ち位置。両者ともに同じヒット商品ではあるんですが、とりわけ気になるのはその「隠れヒット商品」がどんなアイテムなのか。そして何をきっかけにヒットしたかということです。
そこで今回は、メーカーも予想を上回った「隠れヒット商品」にフォーカス！ 人気ブランドの今季の売れ筋アイテムをメーカーに直接聞いてみました。果たして、「隠れヒット商品」に挙がるアイテムの正体とは？まずは『ロゴス』から聞き込みスタートです！
ロゴスの「ここだけの話、予想以上にコレ売れてます！」
ロゴス根岸さん
ロゴスの根岸です。今季ヒットしたロゴスの商品を教えます！
火の粉から大地を守る「たき火台シート」
ロゴス根岸さん
今季好調なアイテムの1つ目は「たき火台シート」です。芝生やウッドデッキを火の粉から守り、どこでもたき火やBBQが楽しめます。二つ折りにして卓上グリルの下に敷いて使用することも可能です。
環境を配慮したロゴスの「たき火台シート」。じつは、ロゴス社員からの「たき火台の下に敷くシートが欲しい！」という言葉がきっかけで開発に至ったそうです。
ロゴス根岸さん
最大の特徴はガラス繊維（ファイバーグラス）を使用していること。別の商品企画で工場訪問をした際、防災グッズとして紹介されていたこの生地に出会い、これならユーザーが求める商品が作れるのではないかと思い開発を進めました。
恐らく、この素材を生地に使用したアウトドアグッズはロゴスが初めてではないでしょうか。
恐らく、この素材を生地に使用したアウトドアグッズはロゴスが初めてではないでしょうか。
耐熱温度に優れるガラス繊維を採用した「たき火台シート」は、耐熱温度500度を誇ります。防災グッズとして使用されていたものなのでその性能は言わずもがなといったところ。炭や薪がはぜて地面にダメージを与える心配はありません。四隅はペグで固定できる仕様なので、風対策もバッチリ。
ロゴス根岸さん
2019年の冬に発売した商品なのですが、発売してすぐに北海道のキャンプ場の方から、まとめて購入したいとお話を頂くほどの好評ぶりでかなり驚きました。口コミで良さが伝わったのが大ヒットした商品になりますね。
ユーザーが求めていたキャンプグッズを形にして大ヒットしたこちらの商品。サイズは、80×60cmのものと130×80cmのワイドタイプがあるので、どんな焚き火台にも対応してくれそうです。左近は直火厳禁のキャンプ場も多いので、みんなで気持ちよくキャンプを楽しむためにも取り入れておきたいアイテムのひとつです。
「たき火台シート」の詳細はこちら
雨の日でも安心して過ごせる「neos ツーリングドゥーブル・DUO-BJ」
ロゴス根岸さん
2つ目は「neos ツーリングドゥーブル・DUO-BJ」。大型前室付きのコンパクトな快適性を重視した2人用テントです。
ロゴス根岸さん
“少人数テント=狭い”という一般的なイメージを払拭するため、ロングノーズシルエットで大型前室を実現し、バイクの駐車も可能に。軽量アルミフレームやマッドスカート（泥除け）等快適な装備も充実しています。
別売りのポールを準備しキャノピー部分を張り出せば、ご覧のような前室が完成！ また、携行性にも配慮し総重量4.9kg、収納サイズ幅67×奥行20×高さ20cmとコンパクトさと居住性の高さのグッドバランスが◎。バイクのみならず自転車でも持ち運びができそうですね。
ロゴス根岸さん
2020年1月から販売しましたが、数量だけでいうと今年一番売れているテントです。お客様の需要にあてはまったこととカラーリングも好評で、WEBではあっという間に完売。現在は店舗で販売しております。
年代を問わず、プライベート時間・空間を重視する層が増えてきた背景もあり、ヒットしたこのテント。最近では「休日は毎週キャンプ」なんて言うアウトドア志向の方も多くなっていますし、ライフスタイルの変化とアイテムコンセプトが合致したことがヒットの要因かもしれませんね！
「neos ツーリングドゥーブル・DUO-BJ」の詳細はこちら
ロゴス neos ツーリング ドゥーブル・DUO-BJ
●サイズ：（約）幅385×奥行220×高さ140cm
●インナーサイズ：（約）幅210×奥行140×高さ125cm
●収納サイズ：（約）幅67×奥行20×高さ20cm
●重量：（約）4.9kg
●インナーサイズ：（約）幅210×奥行140×高さ125cm
●収納サイズ：（約）幅67×奥行20×高さ20cm
●重量：（約）4.9kg
チャムスの「ここだけの話、予想以上にコレ売れてます！」
チャムス佐藤さん
チャムスの佐藤です。今季想像以上に売れた、チャムスのヒット商品を教えます！
キャンプやBBQ、ピクニックなどの外遊びに最適な「エディランチクーラー」
チャムス佐藤さん
1つ目は、こちらの「エディランチクーラー」です。お客様からの軽量で持ち運びやすいクーラーボックスが欲しいというご要望に応え、2017年の秋頃から取り扱いをスタート。コンセプトはズバリ、“使いやすいサイズ感”です！
ユーザーからのリアルな声をきっかけに製品化された「エディランチクーラー」。サイズは、幅20×奥行き26×高さ20cm。チャムスお馴染みの可愛らしいロゴが目を引くソフトタイプのクーラーボックスで、3色展開で販売されています。
同シリーズのクーラーボックスは他にもサイズ展開があり、この「エディランチクーラー（写真上）」に加えて「ハイウォータークーラーパック（写真中）」と「ポーテージピクニッククーラー（写真下）」の3種類。
チャムス佐藤さん
初登場から現在に至るまでシリーズ累計9,000個（メーカー調べ）の実売数を誇るチャムスのロングセラー商品なんですが、なかでも今季売れ行き絶好調なのが、一番コンパクトなモデルの「エディランチクーラー」なんです。
チャムス佐藤さん
チャムスのソフトクーラーは、ここ最近比較的小さなサイズがヒットする傾向にあります。持ち運びしやすく、ハードの大型クーラーボックスと併用しているお客様も多いようです。
「エディランチクーラー」の容量は6Lほど。小ぶりながら350ｍl缶を9本まで入れることができ、フタ内側には保冷剤を収納できるメッシュポケットが搭載、撥水コーティングが施されているので外遊びにピッタリの一品です。
チャムス佐藤さん
取り外し可能なショルダー付きなので2wayでご利用いただけます。手持ち部分はクッション性を高めているため食い込みが少なく、中身が重たいときはこのようにショルダーバッグとしてご活用いただければ持ち運びの負担がより軽減されますよ。
コンパクトサイズがゆえに、1年を通して普段のお買い物など幅広いシーンで活用できそうですね。
「エディランチクーラー」の詳細はこちら
ゆったりと座ってほっと一息！「チャムス バッグウィズベンチ」
チャムス佐藤さん
2つ目は、「チャムス バッグウィズベンチ」です。“ゆったりと座れて一息つけるベンチ”をコンセプトに2019年に製品化しました。
チャムスでは今まで取り扱っていなかったベンチタイプなんですが、登場からじわじわと人気に火がつき、今では同シリーズの中で1番人気になっているアイテムです。
チャムスでは今まで取り扱っていなかったベンチタイプなんですが、登場からじわじわと人気に火がつき、今では同シリーズの中で1番人気になっているアイテムです。
2019年の発売から累計で約11,000台（メーカー調べ）を売り上げている「チャムス バッグウィズベンチ」は、オートキャンプを楽しむ方向けに開発されたもの。シーズンごとに新色を入荷し、今季は新たに＜ベージュ／レッド＞と＜2トーンネイビー＞が追加されています。
チャムス佐藤さん
サイズは幅110㎝×奥行40㎝×高さ73㎝で大人の方が2人座ってもゆったりとおくつろぎいただけます！ 座面の高さが38㎝なので流行りのロースタイルにも対応可能。
木製の肘掛けは腕なじみが良く、キャンプサイトのアクセントにも◎です。チャムスのロゴもポイントのひとつです。
木製の肘掛けは腕なじみが良く、キャンプサイトのアクセントにも◎です。チャムスのロゴもポイントのひとつです。
背面にはブービーバードロゴを配置し、細部にまでチャムスの可愛さを注入。親子で並んだり、ペットと一緒に座ったりと幅広く活躍してくれそうです。
チャムス佐藤さん
また、ワンタッチで収納が可能なのも特徴で、スリムに収納することが可能。便利なハンドルもついているので、持ち運びやすい仕様になっています。キャンプだけではなく自宅のベランダや庭で日常使いしていただいている声も多くいただいています。
鮮やかなカラーリングは、キャンプサイトにはもちろん、自宅のインテリアとしても最適。ベランピングやおうちキャンプに「チャムス バッグウィズベンチ」を取り入れてみてはいかがでしょうか？
「チャムス バッグウィズベンチ」の詳細はこちら
チャムス バッグウィズベンチ
●サイズ：H73 x W110 x D40cm／収納時：約 W110 x H65cm
●座面高さ：約38cm
●本体質量：約5kg
●耐静荷重：160kg
●座面高さ：約38cm
●本体質量：約5kg
●耐静荷重：160kg
名品揃いの「隠れヒット商品」。さっそく導入を検討だ！
人前評判でヒットしたアイテムとは違い、優れた実用性でユーザーを獲得する「隠れヒット商品」。ここ最近はアウトドア市場に新規参入するブランドも多く、「うっかり見落としていた」なんてアイテムもきっとあるはずです。もしかすると、今回ご紹介した人気ブランドのアイテムもそんな逸品だったのではないでしょうか。普段あまり気にしていなかったアイテムが、じつはめちゃくちゃ使える！ なんてことはしばしば。これからも「隠れヒット商品」には注目していきたいところです！
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Text：笹谷淳介 Edit：GGGC