※記事で紹介しているアウトドア・キャンプ用品はすべて2017年春以降に発売予定のものです。予告なく仕様変更や発売延期・中止になることもございます。あらかじめご了承ください。
2017年発売の新商品をチェック!
スタンレーやboreasなど、実力派の海外ブランドを数多く卸し日本に紹介している「ビッグウイング」。9月都内某所で行われた「ビッグウイング展示会」にCAMP HACK編集部が潜入!そこで発見した2017年春夏にリリース予定の新商品たちを先取りピックアップ!
新ブランド「KAMMOK」の超軽量ハンモック
ハンモックの新ブランド「KAMMOK」をまずはご紹介。海外のクラウドファンディングサービスKickstarterでプロジェクト出資者を募り、あっという間に目標出資金額を達成したことで注目を浴びていた「KAMMOK」。
今回ビッグウイングから発売されることになり、待ち望んでいたキャンパーの方も多いのでは?
KAMMOKのハンモックの魅力は、その圧倒的なコンパクト性。この写真を見てもらえれば分かるように、あの身体全体を包んでくれるハンモックがまさに手のひらサイズまでコンパクトに。
こちらの商品「ワラビー ハンモック」は、重量も283gとかなり軽量です。それだけではなく、耐荷重もしっかり184kgまで可能という頼もしい数値を誇ります。気になるお値段は9,200円でリリース予定。
こちらは先程の「ワラビー ハンモック」よりも大型サイズの「ルー ハンモック」。外側に付いているハンモック用のダウン「コアラ ハンモックキルト」は別商品となり、効率よく熱をハンモック内で保ってくれるアイテムです。
ハンモックに揺られながら気付いたのが、収納するスタッフザックがハンモックに直接縫い付けられているので、紛失する心配がないということ。使用中は、小物入れになりそうですね。こういった細かい配慮は、実際に使うととても助かります。
生地は触ってみると意外と柔らかく、なんだか上質な綿の布に触れている感覚に近い肌触りの良さを実感しました。秘密はこの生地にあり、とお見受けし生地のことを担当者の方に聞いてみると、
この生地は、一から生地メーカーと共同で独自開発した「ダイヤモンドリップストップ生地」というものです。この生地で作られた「KAMMOK」のハンモックたちは、丈夫でありながら柔軟性、軽量性、そして通気性にも優れているんです。
軽くて柔らかいのに、丈夫で風通しもいいハイテク生地、これは普通のハンモックとは一線を画するギアですね!
左が「ルー ハンモック」680g、右がハンモック用のダウン「コアラ ハンモックキルト」680g。どちらもこんなにコンパクトになるので2つセットで持っていってもサイズは寝袋一つ分と変わらず、重さも2Lペットボトルより軽いのだから驚きです。
価格は「ルー ハンモック」が15,000円、「コアラ ハンモックキルト」が47,000円の予定となっています。
スタンレーの新商品は、意外なストロータイプ
アウトドアシーンだけでなく日常使いとしても人気なスタンレーの、新商品はなんと初のストロータイプ。この「真空クエンチャー」は、スタンレーのアイデンティティーとも言える丈夫さや保温性といった機能はそのままに、より使用シーンを明確にした商品となっています。
気になるのが、なぜストローなのか。
現在スタンレーの本拠地アメリカでは、ストローで飲む行為が、歯への着色予防になるという面から再注目されているんです。コーヒーなどを飲む際はストローで飲んだほうが歯は白く保たれますよね。
と、担当者。そういったユーザーの声をひたすらに調査し続けた結果が、今回のストロータイプ「真空クエンチャー」なんです。
なるほど、スタンレーの飽くなき探究心と、徹底した時代に合わせたアプローチが伺えますね。
車種にもよりますが車のドリンクホルダーに合ったサイズなので、ドライブのお供として大活躍間違いなし。また、写真左の普通のマグカップサイズと比べると、今回の容量0.59Lの充実っぷりが伺えます。ストローの太さも通常より少し太めで、一口でより多く飲めるよう工夫されているそうです。
蓋の形状は、様々な用途に合わせて90度ずつ回せば3つの位置に変更可能。ストローなしでそのまま飲みたい場合にも蓋を回転させれば使用できるのはありがたいですね。価格は0.59Lが3,500円、0.89Lが4,200円でのリリース予定。
そしてもう一点、一際目立っていた新商品が「真空スイッチバック」です。今までにない特徴的なヘッド部分のデザインがスタイリッシュ!写真左が0.35L、右が0.47L容量で、カラーはシルバーとマットブラックの2種類がラインアップ。
フック部分にはカラビナをかけたり、指を引っ掛けられたりと、より持ち運びがしやすくなっています。飲み口の箇所にはフタが付いているので、いつでも衛生的に飲むことができそうです。また、フタの開閉から持ち運びまですべて片手で簡単に行え、かなりストレスフリーな使い心地を感じました。
こういった水筒類は「洗いやすさ」も重要なポイント。「真空スイッチバック」の中身を覗いてみましたが、パーツはたった2つという無駄を削がれた機能的な構造になっていました。これなら洗う際も苦になりませんね。価格は0.35Lが3,200円、0.47Lが3,800円でリリース予定です。
バッグメーカーboreasがテントを作るとこうなる
軽量かつデザイン性のあるバックパックを展開しているboreasが、今回なんとテントを発表!その実物に触れてきましたよ。見た目から既に斬新で、少し青みがかったオールホワイトのテントです。一体どんなテントなんでしょう?
boreasが作ったテント「Tiago」室内の様子。男性2人が寝れる広さの室内は、ランタンがなくても生地自体の反射でとても明るい印象です。ダブルポール仕様によって天井が高くなっているので、3㎡の床面積以上の広さを感じられます。
室内もオールホワイトなので視覚的効果からも圧迫感を感じません。フライシートの耐水圧は1,500mm、フロアシートの耐水圧は3,000mm、そしてテントの総重量は2.1kgです。
特徴的だったのが、光に反射するリフレクティブプリントが施されていたこと。よく見るとロープ部分やフレーム、ドアなど様々な箇所にその加工を見つけることができました。
キャンプ場でお手洗いなど夜に出かけることがあると思うのですが、森の中での帰り道は迷いがちです。そんな時、「Tiago」ならライトに反射してくれて暗闇の中でもテントを探しやすいですし、テント内でLEDランタンを灯せばそれ自体でかなり目印になってくれます。
テント自体が目印になってくれるというのは斬新!ランタンの色によってテントの表情が変わるなんて面白いプロダクトです。
アウトドア製品では珍しいオールホワイトのテントは、キャンプ場で注目の的になりそうですね。boreasのテント「Tiago」は2017年3月に60,000円でリリース予定となっています。
ビッグウイングオリジナル!防水帆布ケース「asobito」
最後に紹介するのが、ビッグウイングがオリジナルで販売する防水帆布ケース「asobito」シリーズ。
まず防水帆布とは、その昔に船の帆に使われていた生地。現在もその生地製法は受け継がれ、トラックの幌や、相撲の廻しなど幅広いシーンで使用されています。そんな頑丈な生地で作られたケース、その耐久性は折り紙つき。
「asobito」の魅力を担当者の方に聞いてみました。
とても頑丈な生地なので、なにも入れていない状態でも形が綺麗なんです。カーキ色なので汚れも気にならないですし、使い込むごとに味がでてきて永く愛用してもらえる商品ですね。
LODGEのスキレットやダッチオーブン、ペグやトライポッドを入れるケースとして活躍すること間違いなし。なによりこの男らしい見た目がかっこいい!予定価格は1,000~4,000円と、質の高さに反比例するお手頃な価格設定も嬉しいですね。
2017年の流行が見えた展示会
今回ご紹介したアイテムは、全て来年の春頃に店頭に並ぶものたち。ニューギアたちと出会える桜の季節がより楽しみになりましたね!
※記事で紹介しているアウトドア・キャンプ用品はすべて2016年春以降に発売予定のものです。予告なく仕様変更や発売延期・中止になることもございます。あらかじめご了承ください。