火に囲まれた森暮らしへ、やっとスタート!【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第2章#12】

南信州のリフォームが無事に完成

移住に向けての準備や仕事の引き継ぎなど、今年に入ってから忙しい日々を送っていました。しばらく連載期間が空いてしまいましたが、その間、森暮らしにむけてのリフォームも完成したのでその様子をご紹介したいと思います。

まずはリフォーム前のメインルームになっていた部屋。


雑然と飾り立てたこの道具を全て撤去しなければなりません。いつかは撤去することになると分かっていたのに、ここまで飾りすぎたことを今更ながら後悔しています。


そしてこちらの部屋も……。片付けが仕事の繁盛期と重なり、短期間での撤去を強いられ心身ともに疲れ果てた時期でもありました。




それでもなんとか工期に間に合い、無事に着工。3月中旬から始まり4月末には完成する予定で、その間は岐阜と駒ヶ根を行ったり来たり。ちょうど年度替わりになるこの時期は仕事が忙しいこともあって、春の訪れを満喫できないシーズンでもあります。

駒ヶ根の桜を今年こそは見る!と思いきや

駒ヶ根の桜も例年は見逃すことが多かったのですが、今年はつぼみの状態から眺められると楽しみにしていました。


そんな時に、いきなり季節外れの大雪。この地方でも珍しい光景だそうです。


そして1週間後には満開。駒ヶ根に来て初めて夜桜を撮影しました。

滞在中は工事の邪魔にならないようにと、もっぱら屋外で薪割りに専念。


お陰様で12tの原木がかなり片付きました。今回の改築では、薪ストーブを3台設置する予定ですので、これでも薪は足らないほど。

通常、原木から割った薪は乾燥するまで1年半から2年の期間が必要です。今から割っても来シーズンには間に合わないので、乾燥薪をある程度購入しなければなりません。自力で原木を調達するようになれば光熱費も節約できますが、今年だけは懐が痛い!

ゴールデンウィーク中にやっていたこと

改築工事も順調に進み、予定通りゴールデンウィーク前には引渡しが完了。本来なら10日間あるゴールデンウィーク中にのんびりと部屋の整理ができるのですが、自由になるのは3日間だけ。残りの7日間は何をしていたかというと、ズクショップのお手伝いです。


ズクショップとは、「火日常」を提案するファイヤーサイド直営のお店です。お店についてはこちらをご覧ください。


またゴールデンウィーク中は焚き火料理などのイベントもあり、改築でしまい込んだ道具を探し出すのが一苦労でした。

移住先でも道具のディスプレイにこだわる

さて、自由になるはずだった3日間は買い出しやら来客やらで思うように片付けが進みません。その後も夜な夜な片付け、現段階での部屋の様子を少しご紹介します。


こちらは2枚目の写真と同じような角度です。土間を設け、岐阜の薪ストーブをこちらに運びました。薪ストーブはバーモントキャスティングスの最大機種「デファイアント」です。60cmの大きな薪が入り、広い部屋もパワフルに暖めてくれます。


しまい込んだ道具達をえっちらおっちらと運び込み、どれをどこにディスプレイしようか……。整理するのは撤去よりも遙かに時間がかかります。


真っ先に作ったのが、野外道具コーナー。まだ薪割りが残っているので、それらの道具を使いやすく展示しました。これでもまだしっくりこないので改良の余地があります。

薪ストーブの置き場所


最初の写真に載っていた薪ストーブは寒い玄関で使うことに。オリジナルで作った炉壁は工事の際に壊すことになると念を押されていましたが、見事タイルは1枚も割れることなく再利用できました。自分で炉壁を取り付け仕組みも分かっていたので、壊さず外れたことが不思議で仕方ありません。


こちらはバーモントキャスティングスの中で最も人気のある「アンコール」。美しい繊細な炎の揺らめきは訪れる人を魅了してくれるに違いありません。

そして残る1台は、このアンコールが置いてあった部屋に設置します。以前とはガラリと雰囲気を変え、オーブン付きのモダンなタイプです。こちらは妻の管轄で私は一切関われない領域。趣味趣向がまったく合わないのであまり写真を撮る気にもなりませんが、まだ周囲が整っていないこともあって、今回は写真がありません。

またの機会にご紹介します。

第2章の連載はここまで

週末に通い始めてはや6年。やっと森に移住することになりました。焚火に明け暮れ、薪ストーブで暖を取る。森の恵みに感謝しながら、火に囲まれた暮らしを皆さんにお届けできればと思います。

写風人さんの過去の連載はこちら

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