今回アイテムを紹介してくれる、sotosotodays・野毛陽平さん
神奈川県小田原市にあるキャンプギアセレクトショップ『sotosotodays(ソトソトデイズ)』でジェネラルマネージャーとして勤務している野毛陽平さん。商品の仕入れから、アウトドアギアの開発までおこない、何年にもわたって数多くのキャンプ道具を見てきた目利き。もちろん大のキャンプ愛好家で、その歴なんと25年。ファミリーキャンプとグループキャンプが多く、フィールドでは何よりも子供と遊ぶことを重視しているそう。
そんな野毛さんがキャンプ道具を買ううえで意識しているのが、“快適性とコンパクトさ”。
出かける季節に合わせてキャンプ場も道具もチョイスしているのですが、共通点は快適性とコンパクトさです。また子供と遊ぶ時間をたくさん確保するために設営と料理は時短を心掛けているので、大きくても使い勝手が良ければよしとしています!
ちなみに6月は子供たちと蛍を見るキャンプを楽しんだという野毛さん。公私ともに外遊びを楽しむための愛用ギア、拝見します!
①願いをすべて叶えてくれた≪ワンポールテント≫
ローベンス「グリーンコーン」
この世にテントは数あまた存在していますが、野毛さんが愛用しているのはローベンスの4人用ワンポールテント「グリーンコーン」。4年ほど前からファミリーキャンプのときはグリーンコーンです。気に入っているポイントは、まずサイズ感。4人で使ううえでの快適性がありつつも、コンパクトに収納できる。ワンポールだから設営しやすくて、立てるのに時間がかからないところも◎です!
ローベンスはデンマーク発のテントブランド。軽量なポリエステルモデルと、通気性の高い独自開発のポリコットンモデルを展開しています。
センターポールは長さを調整できる伸縮性があり、中心部からずらして突っ張ることで空間を拡張する仕組み。ぱっと見は正三角形ですが、じつは少し変わった多角形をしています。だから前室も広い!
インナーテントは吊り下げ式で、フライシート同様カンタンかつスピーディーにセットできます。インナーをつけなければタープになるので、仲間とのグループキャンプのときはひとりで使うためコットで寝ることもあります。
野毛さんが重要視している「快適性」と「コンパクト」さ、そして「設営のしやすさ」をも叶えているだけでも優秀なのに、4人家族のキャンプとソロのキャンプ、どちらにも対応できるなんてほんと秀逸……!
●素材(フライ):ハイドロテックス(R) HDRS、75Dポリエステル189T、リップストップ、難燃性ポリエステル100% (耐水圧 5000mm)
●素材(インナー):68Dポリエステル190T、ポリエステル100%
●素材(フロアー):75Dポリエステルタフタ210T、ポリエステル100%(耐水圧10,000 mm)
●ポール: #7001、T6、22 mm、伸縮式
●収納サイズ:60 x 20 cm
●重量:5.2kg(最大)/ 4.4kg(最小)
②熟練の職人がつくる、一生モノの≪中華鍋≫
山田工業所×Boottonation「中華鍋27cm」
ファミリーサイズの軽量中華鍋を探していたときに出会いました。ソロ用は持っているので、大きいサイズのものが欲しかったんです。料理が好きなのでキャンプでも万能鍋が振りたい!
横浜市の町工場で昭和32年に創業した山田工業所と、今年誕生したばかりの新進気鋭のアウトドアマルチブランドboottonation(ボーットネーション)のコラボモデル。
プロの料理人が愛用する道具を作り続けてきた山田工業所のベテラン職人が、1mmの薄い鉄板を5000回以上打ち出して仕上げた逸品。
中華鍋なのに、とにかく軽い。でも通常の中華鍋のように熱伝導がいいので、火力が安定しない焚き火のときでも熱がすぐに伝わります。キャンプはもちろん、庭キャンでも使ってます。
サイズは24cmと27cmを展開。中華鍋といえば大きくて重たそうなイメージがありますが、27cmモデルで約680g、24cmモデルで重量約550gと中華鍋としては軽い仕様に。料理人でなくても片手で鍋が振りやすくなっています。
ちなみに「asobito」のスキレットケースにちょうど収まるので、同ブランドのオタマとヘラを一緒に入れて収納しています!
想像以上の反響があり、発売後すぐに完売してしまったというほど、注目度の高い中華鍋シリーズ。これがあればキャンプでおいしいパラパラチャーハンを作れる日がやって来るかも!?
山田工業所×Boottonation「中華鍋27cm」詳細はこちら
③≪LEDランタン≫の最新鋭が登場
ルートコー 「へクス ソラ」
今年の5月に発売されたばかりの最新LEDランタン、ルートコーのへクス ソラ。モデル名のへクスとはヘキサゴン(六角形)をあらわし、3面はLEDパネル、もう3面はソーラーパネルという、六角形を最大限に生かした設計になっています。
特に気に入っているのは、スポットでの照射ができること。卓上に置いたり、ランタンスタンドに吊るしたり、どの位置に置いても照らしたいところを照らしてくれます。
手のひらサイズほどのコンパクトさながら、明るさは最大1500ルーメンで4時間連続点灯可能。照度は5段階に調整OK、点灯カラーも3種類。
さらにランタンオフ時はスマートフォンなどの電子機器の充電もできるときたら、スペックも申し分なし!
昼間はスマートフォンの充電、夜はランタンとして使ってます。付属でついている専用ポーチもこれまた便利で、ランタンを下向きに照らせるし、落下防止のリストバンドにもなります。
まさに六角形のようにさまざまな顔をもつ、マルチな最新鋭。ルックスもスタイリッシュで、めちゃくちゃクールですよね。
ルートコー 「へクス-ソラ」詳細はこちら
■パッケージサイズ:H:100×W:130×D:70 mm
■素材:ABS・PMMA・亜鉛合金・アルミ
■重量:約300g
■仕様:
バッテリー容量:3.7V/8400mAh
入力:DC5V/2A
出力:5V/2A
本体充電時間:USB充電約6~7時間
保護等級:IP65
ランタン連続点灯可能時間:(ご使用時の環境により差が生じる場合がございます。)
・15LM:約400時間
・100LM:約224時間
・500LM:約46時間
・1000LM:約24時間
・1500LM:約4時間
ハンドライト連続点灯可能時間:(ご使用時の環境により差が生じる場合がございます。)
・200LM:約10時間
④最強と称される≪ソフトクーラー≫
AOクーラーズ「36パック キャンバスクーラー」
1泊以上のキャンプから運動会、日々のスーパーの買い物で冷蔵冷凍食品を入れるのにめちゃくちゃ活躍しています。
ハードクーラーからの切り替えでAOクーラーズを選んだ野毛さん。なかでも36パックは見た目以上の収納力の持ち主。350ml缶なら36缶、氷は約6.3kgまで入れられます。
生地はクラシックな見た目ですが、こう見えてじつは五層構造になっています。だからソフトクーラーなのに外側が結露しない。これはAOクーラーズならではのすごいところ。
生地は1.9cmもの厚みがあり、断熱効果を高めるべく五層構造にしているため結露に強い特長があります。
もちろん、保冷力の高さも定評があり、外気温49度のなかでも24時間保冷(氷)を保持するハイスペック!
カラー展開が多いから、自分のテントサイトに合わせた色選びができるところもいい。ソフトクーラーは使わないときも邪魔にならないから、家でもスマートです
最小6パックから最大48パックまでサイズ展開が豊富なので選ぶのに悩んでしまいますが、ファミリーキャンパーの方やデイリーユースも視野に入れたい方は36パック以上あるとなにかと重宝しますよ!
AO Coolers「キャンバス ソフトクーラー 36パック」詳細はこちら
■重量:約1,633g
■容量:約34L(350mLの缶 × 36 + 約6.3kgの氷)
■素材:キャンバス、ナイロン、ポリエチレン、ポリエステル
⑤≪コンパクトチェア≫の新顔
ヘリノックス「スウィベルチェア」
用途に合わせて数多くのモデル展開があるヘリノックスチェア。なかでも個性的なモデルが今年新たに仲間入り。それがスウィべルチェアです。座面が360度回転するので、立ち上がらずに周りの物が手に取れてらくちんなんです。キャンプの調理や焚き火のときなど、後ろにあるものはクルっと回るだけですぐに取れる。テントサイトで誰かが自分の周りを行き来するときなども回転して避けることができるので便利です。
重量は1,030g、重さだけで見ると960gの定番のチェアワンよりほんのちょっと重いけど、収納時はそこまで大きくないのでその点もいいな、と。
キャンプ中、一度チェアに腰掛けたが最後、立ち上がるのが億劫で……なんてキャンパーさんはきっと多いはず。スウィべルチェアはそんなちょっとしたストレスを解消してくれますよ。
ヘリノックス「スウィベルチェア」詳細はこちら
フィールドプロデュースも視野に。躍進が止まらない
今年で7年目を迎えたsotosotodays。4月には山中湖にキャンプ場『sotosotodays CAMPGROUNDS YAMANAKAKO MISAKI(旧みさきキャンプ場)』の運営をスタート。さらに6月25日には横浜トヨペットと合同で『U-BASE西湘』というアウトドア×クルマ遊びを融合させた新しい基地をオープン。ショップとしてギアの提供はもちろんのこと、そのギアを使えるフィールドの提供も視野に入れて活動中のsotosotodays。今後の活動も注目度大!
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