アウトドアでも重宝するユニクロ。今回の新作パンツはどうだ!?
手頃な価格と機能性でキャンプでも大活躍のユニクロですが、今春の新作として発売されているのが「ナイロンギアパンツ」。
穿き心地の良さで人気だった「ナイロンアクティブショートパンツ」をロング丈にリニューアルしたもので、着用感の良さだけでなく機能性も高いそう。
期待値以上か否か?キャンプで実際に性能をチェック
これはまたまたキャンプでも活躍するのでは? と気になり早速入手。日常生活では機能性の高さを実感できるシチュエーションも少ないので、やはりキャンプで性能を確かめてみることにしました。動きやすさはもちろんギアパンツというからにはギミックがどこまで施されているのかなど、気になる点をチェックしていきます!
ココが良かった6点
1:ウエストの着脱と調整がしやすい
ウエストは留め外ししやすいスナップボタンに、イージーバックルベルトを標準装備。脱ぎ着がラクで、締めたり緩めたりの調整も片手でできてとても快適でした。
最近はこの手のベルトが主流でむしろこれじゃないと不便に感じるので、その点ユニクロもしっかり対応してくれて助かります。
2:3Dカットとテーパードシルエットで身動きしやすい
テーパードなシルエットと立体的な3Dカットのため、腰回りから膝にかけてゆとりがあるパターン。足を大きく動かすときや窮屈な姿勢をするときでも、引っ掛からずスムーズに身動きできます。
ゆとりがあるお陰で、屈んだときなど窮屈な感じもなく作業できました。
3:小物を入れられるサイドポケット
通常のポケットに加えて左の太もも外側にはサイドポケットがあり、よく使う小物を収納しておくのに便利。筆者がキャンプでよく使う、SOTOのスライドガストーチがピッタリ収まりました。
4:素材はナイロンだけど肌触りが良い
ナイロンパンツと言うとスポーツのときに穿くシャカシャカした素材をイメージしがちですが、この「ナイロンギアパンツ」はコットンのような柔らかい風合い。滑らかで肌触りが良いだけでなく乾きやすいため、汗をかいたときのベタつきも軽減してくれます。
半袖がちょうど良いぐらいの春の陽気の中で設営時に少し汗ばむこともありましたが、不快な感じはありませんでした。
さらにポケットもメッシュ素材で通気性良好。実際に穿いていてもポケットがまとわりつかず、快適な穿き心地でした。
5:アウトドアテイストなカラバリ
カラー展開は定番のダークグレー・ネイビーに加え、アウトドアスタイルに合うカーキ・オリーブの4色。普段着にも他のアウトドアウェアにもスッと馴染んでくれそうですね。
6:リーズナブルなユニクロ価格!
最後に、やっぱり外せないのがお買い得な価格設定。2,990円(税込)と、気兼ねなく買い足せる安定のリーズナブルプライスは今作も健在です!
これは今回も“当たり”!と思いきや・・・
「やはりユニクロ、さすが!」と終わりたいところですが、じつはこれまで試してきたユニクロウェアではあまりなかったパターンで、今回ばかりは期待値を下回ってしまったのが正直なところ……。
今後に期待を込めつつ“惜しい点”も挙げてみます。
穿いてみたら気になった3点
1:あんまりストレッチが効いていなかった
購入前にユニクロ公式サイトの商品説明を見ると“ストレッチ素材”との表記が。普段アウトドアブランドのパンツを愛用している筆者は、薄手で軽くよく伸びる素材をイメージし期待していましたが、実際は生地もわりと厚めで、想像していたよりはストレッチしません。
ただ前述したデザインカットのお陰で、そこまで窮屈さは感じませんでした。ぴったり目のサイズを選んでしまうと動きづらさを感じる可能性もあるため、店舗で試着することをオススメします!
2:ギアパンツと言う割にギミックが少ない
ギアパンツという響きから、勝手に「何か特別な仕掛けや機能がるのかな……」と思ってしまいますが、そういったものは特にありません。このパンツにDカンやループのような、キャンプでも役立つ機能がもう少しあれば、もっと便利そうだな~と感じました。
3:ポケットの容量が少ない
グローブやナイフ・ガストーチなど色々な道具を頻繁に使うキャンプ。そのため道具を入れるポケットがたくさんあるウェアを着用している方も多いですよね。
ですがこの「ナイロンギアパンツ」は普通のポケット以外には左足のサイドポケットしかありません。そのサイドポケットも小さく、最もよく使うグローブを入れることができませんでした……。
そもそもキャンプを想定して作られていないので仕方ないですが、もう少し収納力があると嬉しいですね。
惜しくはあったものの、パンツ市場では大健闘と言えるのでは?
普段キャンプではザ・ノース・フェイスの「バーブライトパンツ」や、グリップスワニーの「ギアパンツ」を穿くこともある筆者。
やはり本格的なアウトドアブランドのパンツはそのために作られていることもあり、単純に比べると素材感にしろ収納力にしろユニクロより優れているな、というのが率直な感想です。
ただ、それらのパンツと比べて約1/4という圧倒的な低価格でそれなりにアウトドア対応できるという点で言えば、ユニクロの「ナイロンギアパンツ」も大健闘という印象でした。
逆にアウトドアブランドのパンツはパッと見ですぐ“アウトドアウェア”と分かるものが多いため、普段着としては馴染まないことも。その点ユニクロはあくまでもカジュアルウェアなので、普段着としての使用頻度も考えると充分すぎるコスパの良さですね。
【結論】手頃な価格で、アウトドアにも兼用できる普段着向き
今回はちょっと惜しい点が目立った「ナイロンギアパンツ」。がっつりキャンプ用という目的で買うにはちょっと物足りないスペックですが、普段着の延長でキャンプでも使えたら……というぐらいの目線であれば役目を果たしてくれるはずです。
ユニクロ ナイロンギアパンツについて詳細はこちら
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