マキタ沼にハマってる編集部員Tに呼び出され……
先日、編集部員T氏から「見てもらいたいモノがあるんです!」と連絡が……。なんでも今イチオシのブランドがあるそうで、ぜひ一緒にキャンプへ行って、使ってみてほしいというのです。で、やって来ましたキャンプ場。そして編集部員T氏が鼻息を荒くして、そのよさを力説するのが「makita(マキタ)」のアイテムです。
牛島
「マキタ」って電動工具のメーカーじゃなかった? あっ! DIYでキャンプ用品を作っちゃおうっていうことですか!?
編集部員T
いえいえ、そうじゃなくて……。実はマキタでは、キャンプでも使えるアイテムをラインアップしているんですよ!
編集部員T
じゃ~ん! これがボクの愛用している「マキタ」アイテムです!
牛島
扇風機にライト、掃除機まである! でもなんで、マキタでこんなものを扱っているんですか?
編集部員T
ご存じの通り、マキタは電動工具メーカーで、国内ばかりか世界でも高い評価を得ています。なかでも充電式工具の「リチウムイオンバッテリシリーズ」は……
話が長いので要約すると「リチウムイオンバッテリシリーズ」は、ひとつのバッテリーで数多くのアイテムを使うことができる汎用性がウリで、18Vバッテリーならなんと192ものモデルを共用できるそうです。
その中にキャンプで活用できるアイテムがあるので紹介したい、ということです。
編集部員T
……というわけでですね、実際に使ってそのよさを知ってもらいたいんです!
牛島
わ、わかりました……
キャンプで使えるmakita5製品の実力やいかに!?
そんなわけで、編集部員T氏愛用の5製品を実際に使ってみることにしました。“変わり種”ではありますが、なんだかちょっと楽しみです。アウトドアに最適な「充電式ファン」
編集部員T
まずは「充電式ファン」からいきましょう! 実はコレ、キャンパーのあいだで人気があって、使っている人も多いんですよ。
牛島
最近は避暑地でも暑いですからね。でもコードレス扇風機って、意外と風が弱いんですよね。
編集部員T
まあ、見ていてください。スイッチオン!
牛島
おっ! けっこう風が強いですね。ウチにある乾電池式とは比べものにならない!
編集部員T
首振り機能もついているんですよ! そしてフックがついているから、クルマのアシストグリップなどにも吊り下げ可能。車中泊にも便利です!
牛島
あ、でも吊り下げた状態で首振りすると、ベースだけがまわっちゃうんですね……
編集部員T
……そうなんです(笑)
編集部員T
さらに首を上下に動かすこともできるから、こんなこともできちゃうんです!
牛島
お、サーキュレーター! 蒸し暑い日もぐっすり寝られそう!
マキタ 充電式ファン CF102DZ 本体のみ
●電源:18V / 14.4V / AC100V
●本機寸法(バッテリ除く):185 × 272 × 284 mm
●質量:1.3kg
●連続使用時間:〈BL1860B〉バッテリーの場合
強:約9時間35分
中:約11時間45分
弱:約21時間10分
●羽根径:180 mm
●最大風量:4.6 m3/min
●風速
強:180 m/min 中:150 m/min 弱:120 m/min
●本機寸法(バッテリ除く):185 × 272 × 284 mm
●質量:1.3kg
●連続使用時間:〈BL1860B〉バッテリーの場合
強:約9時間35分
中:約11時間45分
弱:約21時間10分
●羽根径:180 mm
●最大風量:4.6 m3/min
●風速
強:180 m/min 中:150 m/min 弱:120 m/min
パワフルだけどキャンプでは……な「充電式ブロワ」
編集部員T
次は「充電式ブロワ」です! 3段階のダイヤル調節とトリガーによる無段階調節で、自由自在に風量を変えられます。最大風速は80m/sです。ほら!
牛島
おぉ~スゴい! でも音もスゴいですね。ちなみにどんなときに使うんですか?
編集部員T
例えば、車内やテント内のゴミを外に飛ばしたいときなんかにどうですか?
牛島
それなら掃除機のほうがいい気がするんですけど……
編集部員T
あ、そうそう。コレ掃除機にもなるんですよ! 吸気口にノズルを付け替えて、ダストバッグを取り付けると掃除機のできあがり!
牛島
ホントだ! けっこう吸い込むものですね。でも正直、使いにくそう……
編集部員T
それじゃ、こんなのはどうでしょう!
牛島
おー、フイゴ代わりに使うとは! とってもパワフルで、これは便利ですね~。
編集部員T
コレがあれば、炭の火おこしだって簡単にできちゃいます!
牛島
これはけっこう実用的! うちわやトーチを使わなくてもいいし、遠くから風を送れるから火の粉が飛んでこなくていいかも。でもブロワで火おこしって、贅沢ですね……
マキタ 充電式ブロワ UB182DZ 本体のみ
●質量:1.8kg(バッテリ含む)
●本機寸法:525 x 155 x 212 mm
●連続使用時間(目安):<風量>「強」:約12分 「中」:約25分 「弱」:約75分
【ブロワ】
●風量:0~2.6 m3/min
●風速:80 m/s
【集じん】
●風量:0~2.6 m3/min
●真空度:0~5.4 kPa
●集じん量:2 L
●本機寸法:525 x 155 x 212 mm
●連続使用時間(目安):<風量>「強」:約12分 「中」:約25分 「弱」:約75分
【ブロワ】
●風量:0~2.6 m3/min
●風速:80 m/s
【集じん】
●風量:0~2.6 m3/min
●真空度:0~5.4 kPa
●集じん量:2 L
家庭で人気の「充電式クリーナ」はキャンプでも◎
編集部員T
コレも自慢のアイテムのひとつ「充電式クリーナ」です。家庭用に使っている人も多いみたいですよ。1回の充電で約20分の連続使用が可能です。
牛島
ハンディー掃除機はあると便利ですよね。しかもコードレスなら、車内の清掃にも便利ですね。
編集部員T
吸引力だってホラ、この通り! 厚手のシートを簡単に吸い上げちゃうほどのパワーです。
牛島
スゴい! しかもコレ、パワーに反してけっこう軽いですね。
編集部員T
18V6.0Ahバッテリーを使った場合の重さは約1.4kg。ダイソンの軽量コードレスクリーナーでも約2.2kgですから、かなり軽いですよね。
牛島
この軽さならテント内の掃除にも使いたくなるなぁ。テントには枯れ葉や砂ぼこり、虫の死骸なんかがけっこう入っているから、掃除するのが大変なんですよね。
編集部員T
家でも日常的に使えるから、これはコスパがいいんじゃないですかね?
マキタ 充電式クリーナ CL180FDZ(青) 本体のみ
●質量:1.4 kg(バッテリ含む)
●本機寸法:999×114×152 mm
●連続使用時間:約20分
※3.0Ahバッテリ使用時
●本機寸法:999×114×152 mm
●連続使用時間:約20分
※3.0Ahバッテリ使用時
クルマに常備しておきたい「充電式LEDワークライト」
編集部員T
次におすすめする「充電式LEDワークライト」も、キャンプでは便利に使えますよ! ライトヘッドが回転したり、折りたためるので使い方は自由自在です。
牛島
重いバッテリーがいちばん下にあるから、置いても安定感がありますね。
編集部員T
明るさは12灯と6灯の2段階です。カタログでは12灯だと400ルクス(照射距離50cm)なので、ルーメンに換算すると約630ルーメンですね。
牛島
へ~、小さいけどけっこう明るい。
編集部員T
フックがついていますから、テントや車内でも簡単に吊せますよ。
牛島
吊せるのはいいですね。車中泊などでも役に立ちそう。でも、本体とバッテリーを合わせて重さが約1kgだから、テントに吊すのはちょっと厳しいかも。
編集部員T
デスクライトのように手元を明るく照らすこともできるから、テント内はこっちのほうが使いやすいかも。
牛島
ほ〜なるほど。キャンプ用のランタンって、広範囲を照らすものはあっても、手元を照らすものが意外と少ないからいいかもしれませんね。
編集部員T
釣りをするときなんかは、こんなライトなら細かい作業をしやすそうじゃないですか!?
牛島
確かに。キャンプでも、テーブルまわりは明るく照らしたいけど、まわりには明かりを広げたくない、そんなときに便利かも。
子どもが寝たあととか、まわりのキャンパーさんに気を遣いたいときとか。
子どもが寝たあととか、まわりのキャンパーさんに気を遣いたいときとか。
マキタ 充電式LEDワークライト ML801 本体のみ
●照度:12灯 400ルクス/6灯 200ルクス
※照射距離50cm先の中心部
●使用光源:LED 0.5W×12灯
●本機寸法(mm):116×79×380 mm
※BL1830取付け時
●質量(kg):0.36
※バッテリ除く
※照射距離50cm先の中心部
●使用光源:LED 0.5W×12灯
●本機寸法(mm):116×79×380 mm
※BL1830取付け時
●質量(kg):0.36
※バッテリ除く
大容量ポータブルバッテリーになる「USB用アダプタ」
編集部員T
最後はコレ「USB用アダプタ」です! バッテリーに取り付ければ、大容量モバイルバッテリーに早変わり!
牛島
ほ~、そんなモノまで! USB端子が2口あるというのもいいですね。スマホなどの充電にもいいですけど、ペンダントライトや充電式ヘッドランプなんかにも使えますね。
編集部員T
18V6.0Ahバッテリーを使えば、3.7Vモバイルバッテリー換算で約3万mAhという大容量! iPhone6Sなら約12回も充電ができるんですよ!
マキタ USB用アダプタ DP05 本体のみ
●出力電圧:直流5.0V出力
●電流:両側/4.2A(片側/2.1A)
●質量:0.11kg
●寸法:長さ102mm×幅72mm×高さ43mm
●電流:両側/4.2A(片側/2.1A)
●質量:0.11kg
●寸法:長さ102mm×幅72mm×高さ43mm
編集部員T
しかも純正の充電器「DC18RF」で充電すれば、18V6.0Ahバッテリーをフル充電するまでの時間は、たったの40分とチョー早い!
牛島
3万mAhクラスのモバイルバッテリーは、フル充電までに15~20時間ぐらいかかるっていうから、それに比べたらすごく便利ですね!
編集部員T
ただ充電するときにファンをまわすから、音がうるさいんですよ……。静かなキャンプ場では、まわりにちょっと迷惑かけちゃうかも。
マキタ メロディ付急速充電器 DC18RF
●充電時間目安: 実用充電(80%以上まで)約27分 / 満充電(100%)約40分
※BL1860Bの場合
●本機寸法:156×190×84mm
●質量:0.98kg
※BL1860Bの場合
●本機寸法:156×190×84mm
●質量:0.98kg
編集部員T
で、これは純正ではないんですけど、12VDC出力を搭載したアダプターを使えば、インバーターを介してAC100Vを取ることだってできちゃうんです!
牛島
万が一、カメラやビデオのバッテリーが切れてしまっても、これがあれば安心ですね。でも、バッテリーや充電器の価格を考えると少々お高いかな……
編集部員Tが使っているAC電源化アイテム
DIYなど幅広く使えればリーズナブル
工具メーカーが作るアイテムだけあって、骨太で男心をくすぐるデザインが魅力的です。キャンプで使うのに十分な性能もあるし、使ってみて楽しいものばかり。
ただ、個々の製品は非常に魅力的なのですが、価格が少々気になるところ。実勢価格で、18V6.0Ahリチウムイオンバッテリーが約1万4000円、充電器が約6300円。しめて約2万300円。これをベースに各アイテムをそろえていかなければならないと考えると……
DIYが趣味で、日ごろから電動工具を使っている人にとっては「DIY以外のときには寝ていたバッテリーが役立つ!」って感じだと思うので、リーズナブルになるのではないでしょうか?
編集部員T
値段のことを言われて、改めて計算したら、5万円以上使っていました……!
牛島
やはり。でも、マキタ製品に囲まれたキャンプスタイル、ちょっと楽しそう……って、完全に編集部員T氏に洗脳されてる!