ダークルーム(TM)テクノロジー製品が売れているらしい
 2018年にコールマンから発売されたテントが話題を呼んでいます。日光を90%ブロックし、内部の温度上昇を軽減してくれる『ダークルーム(TM)テクノロジー』という最新技術を採用しているテントたち。
2018年にコールマンから発売されたテントが話題を呼んでいます。日光を90%ブロックし、内部の温度上昇を軽減してくれる『ダークルーム(TM)テクノロジー』という最新技術を採用しているテントたち。直接コールマンに聞いた”売れ筋TOP5″でも見事1位を獲得している、いま大注目のアイテムです。
その中でも、手軽に購入できる「クイックアップドーム」がなかなか便利そう! ということでその魅力を調査してみました。
ダークルーム(TM)テクノロジーなら熟睡できる!その理由とは?
熟睡できる理由その1・素晴らしいまでの暗さ
 前述したとおり「クイックアップドーム」には、コールマンの登録商標である『ダークルーム(TM)テクノロジー』という技術が採用されています。90%以上の光を遮る素材により、見事なまでの室内の暗さを実現!
前述したとおり「クイックアップドーム」には、コールマンの登録商標である『ダークルーム(TM)テクノロジー』という技術が採用されています。90%以上の光を遮る素材により、見事なまでの室内の暗さを実現!就寝時に周囲がどれだけ明るくても、また早朝から真夏の直射日光に照らされても、遮光カーテンを締めたビジネスホテルのような暗さを維持します。
 かといって室内が常に真っ暗というわけではありません。「クリアルーフウィンドウ」という天窓を開けることにより、必要に応じて光を取り込むことが可能。さすがにいつも真っ暗では、シュラフを広げるのにも苦労しますからね。
かといって室内が常に真っ暗というわけではありません。「クリアルーフウィンドウ」という天窓を開けることにより、必要に応じて光を取り込むことが可能。さすがにいつも真っ暗では、シュラフを広げるのにも苦労しますからね。熟睡できる理由その2・驚きの涼しさ
いくら都会よりも涼しい自然のなかとはいえ、太陽光はフライシートやインナーを透過してテント内の温度を上昇させます。その熱がこもって夜まで残り、「暑くて眠れない」という状況に……。 しかし前述の『ダークルーム(TM)テクノロジー』が90%以上もの光を遮断することにより、日中におけるテント内の温度上昇を軽減! またテント下部のサイドアンダーから涼しい空気を取り込み、上部のフライトップベンチレーションから熱気を放出します。
しかし前述の『ダークルーム(TM)テクノロジー』が90%以上もの光を遮断することにより、日中におけるテント内の温度上昇を軽減! またテント下部のサイドアンダーから涼しい空気を取り込み、上部のフライトップベンチレーションから熱気を放出します。 コールマンによると一般的なテントに比べて「最大温度差13.5℃」だそうで、テント内の温度が30℃になるような状況でも、条件が整った「クイックアップドーム」なら最低16.5℃。頭寒足熱の睡眠が可能に! 実際に検証してみた記事もあるのでぜひご覧ください。
コールマンによると一般的なテントに比べて「最大温度差13.5℃」だそうで、テント内の温度が30℃になるような状況でも、条件が整った「クイックアップドーム」なら最低16.5℃。頭寒足熱の睡眠が可能に! 実際に検証してみた記事もあるのでぜひご覧ください。コールマン「クイックアップドーム」のいいところ
眩しさと暑さを軽減してキャンパーを寝かせにきている「クイックアップドーム」ですが、熟睡できる点だけがウリではありません。ここではその他の長所をピックアップ!設営はポップアップ式
 テントを組み立てる場合、フレームを連結してスリーブに通して……といった手順が必要なわけですが、「クイックアップドーム」にはそれがなくて、ポップアップ式。収納袋から取り出して、丸まったインナーテントを広げるだけでテントの形になります。というか広げようとした途端に「バインッ!」と勝手にテントになってくれちゃうオーナーファースト感。
テントを組み立てる場合、フレームを連結してスリーブに通して……といった手順が必要なわけですが、「クイックアップドーム」にはそれがなくて、ポップアップ式。収納袋から取り出して、丸まったインナーテントを広げるだけでテントの形になります。というか広げようとした途端に「バインッ!」と勝手にテントになってくれちゃうオーナーファースト感。あとはペグダウンしてフライシートをかぶせれば完成。この設営の簡単さ、初心者向けどころではないレベルです。
耐水圧性能も充分!
 筆者はコールマンのソロ用テントでは「ツーリングドーム」を持っているんですが、技術の進歩とは恐ろしいもので、「クイックアップドーム」の耐水圧は「ツーリングドーム」の2倍! ポップアップ式のお手軽テントなのに、2倍って……。およそ3,000mm(フロアは約1,500mm)という耐水圧性能は充分なものでしょう。
筆者はコールマンのソロ用テントでは「ツーリングドーム」を持っているんですが、技術の進歩とは恐ろしいもので、「クイックアップドーム」の耐水圧は「ツーリングドーム」の2倍! ポップアップ式のお手軽テントなのに、2倍って……。およそ3,000mm(フロアは約1,500mm)という耐水圧性能は充分なものでしょう。2種類のサイズ展開
3人家族の場合、2人用に奥さんと子供、1人用にお父さんという部屋割りでイビキ対策もバッチリ!(笑)
ルックスがお洒落
こんな人にオススメです!
ここまで睡眠をサポートする機能や長所を挙げてきましたが、ではどんな人にオススメなんでしょうか。最初にぶっちゃけてしまうと「キャンプをしない人」にすらオススメ。テントを張ったことがない人
 人生においてたったの一度もテントを張ったことがない……そんな超絶ビギナーに自信を持ってオススメできます。なんせ広げるだけで勝手にテントの形になって自立し、あとはフライシートをかぶせるだけなんですから。
人生においてたったの一度もテントを張ったことがない……そんな超絶ビギナーに自信を持ってオススメできます。なんせ広げるだけで勝手にテントの形になって自立し、あとはフライシートをかぶせるだけなんですから。汗っかき、暑がりな人
 眠れないほどのテント内の暑さは、この世の地獄です(笑)。
眠れないほどのテント内の暑さは、この世の地獄です(笑)。体は疲れていて眠いのにダラダラと汗が流れ落ちて不快感に苛まれ、シャワーを浴びることもできない……。筆者も埼玉県の平野部で経験したことがあり、以来、夏場のキャンプは標高を稼ぐことにしています。
汗っかきだと自覚している人にとって、『ダークルーム(TM)テクノロジー』による涼しさはマストでしょう。
アクティビティを楽しむ人
レジャー時の拠点がほしい人
ポップアップ式によるスピード設営は、目を離せない子供とのレジャーにぴったり! 極端な話、キャンプをしない人にもオススメということです。
		コールマン クイックアップドーム/S+	
	
		●耐水圧:約3,000mm(フロア:約1,500mm)
●定員:1人用
●インナーサイズ:約210×120×100(h)cm
●収納時サイズ:約φ60×6cm
●重量:約3.5kg
●付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
	
	
●定員:1人用
●インナーサイズ:約210×120×100(h)cm
●収納時サイズ:約φ60×6cm
●重量:約3.5kg
●付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
		コールマン クイックアップドーム/W+	
	
		●耐水圧:約3,000mm(フロア:約1,500mm)
●定員:2人用
●インナーサイズ:約210×180×110(h)cm
●収納時サイズ:約φ68×6cm
●重量:約3.9kg
●付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
	
	
●定員:2人用
●インナーサイズ:約210×180×110(h)cm
●収納時サイズ:約φ68×6cm
●重量:約3.9kg
●付属品:ペグ、ロープ、収納ケース
ちょっと気になる点……
収納が難しい……かも!?
 ほぼ一瞬で自動的に展開されるポップアップ式ですが、収納も簡単だとは言い切れません。カメラ趣味を持っている人は「丸レフ」で経験していると思いますが、「8の字にねじって内側に畳み込む」のは感覚的な要素もあり、マスターするのに時間がかかる人もいます。
ほぼ一瞬で自動的に展開されるポップアップ式ですが、収納も簡単だとは言い切れません。カメラ趣味を持っている人は「丸レフ」で経験していると思いますが、「8の字にねじって内側に畳み込む」のは感覚的な要素もあり、マスターするのに時間がかかる人もいます。「いや簡単だけど?」という人が多いとは思いますが、苦手な人はそこそこ苦労する……それがポップアップ式なんです。
ハンマーは付属しないので要注意
 コールマンの「タフドーム」などには、ペグを打ち込むためのハンマーが付属されています。しかし「クイックアップドーム」に付属するのはペグとロープ、収納袋のみ。ペグダウン時にはそのへんの石を利用してもいいのですが、写真のような専用ハンマーを購入しておくと安心です。
コールマンの「タフドーム」などには、ペグを打ち込むためのハンマーが付属されています。しかし「クイックアップドーム」に付属するのはペグとロープ、収納袋のみ。ペグダウン時にはそのへんの石を利用してもいいのですが、写真のような専用ハンマーを購入しておくと安心です。収納時のサイズがちょっと大きい
 収納時のサイズは直径68cm、厚さ6cmほど。コンパクト性には少々、難アリかもしれません。クルマで移動する場合は問題になりませんが、ツーリングキャンプでは苦労するかも……。しかし設営の簡単さとコンパクト性は両立しないものですので、何を重視するかで判断しましょう。
収納時のサイズは直径68cm、厚さ6cmほど。コンパクト性には少々、難アリかもしれません。クルマで移動する場合は問題になりませんが、ツーリングキャンプでは苦労するかも……。しかし設営の簡単さとコンパクト性は両立しないものですので、何を重視するかで判断しましょう。結論「クイックアップドーム」は買いです!
そして個人的に大きく評価しているのが、ホワイト×レッドの洗練されたデザイン。軽くガンダム的で、男心をくすぐってきます。カステルメルリーノのテーブルやチェア、フュアハンドランタンなど、レッドの効いたアイテムでお洒落なキャンプサイトを目指してはいかがでしょう?


 
		 
		

