自転車のライトもワイヤレスで自在に操作する時代!Bontrager Transmitrライト

自転車のライトもワイヤレスで自在に操作する時代!Bontrager Transmitrライト
%e9%a0%88%e8%b2%9d%e3%81%95%e3%82%93%e8%a8%98%e4%ba%8b_%e6%9c%ac%e7%95%aa%e7%94%a8

クルマやモーターサイクルでライトを点灯させたいときには、ライトスイッチを操作してオンにするだけ。それと比べると、スポーツ自転車のライト操作はずいぶんと手間がかかるものです。

まず、ハンドルやシートポストにライトを自分で装着しなくてはいけません。そして、前後のライトにあるスイッチをライダー自らが操作する必要があるのです。とくにテールライトは手の届きにくいところに装着されますから、わざわざいったん止まったり降りたりして、スイッチを押すのが当たり前になっています。

その点、大手スポーツサイクルメーカー・TREKのパーツブランド「Bontrager(ボントレガー)」が発売した、「Transmitrライト」と呼ばれるリモートコントロール可能なライト製品は画期的と言えます。一見変哲のないヘッドライトやテールライトが、専用リモートコントロールスイッチとANT+により接続され、手元から前後のライトを一括して操作できるのです。

左からスイッチの「Bontrager Transmitr Remote」、テールライトの「Bontrager Flare RT Tail Light」、ヘッドライトの「Bontrager Ion 800 RT」。

左からスイッチの「Bontrager Transmitr Remote」、テールライトの「Bontrager Flare RT Tail Light」、ヘッドライトの「Bontrager Ion 800 RT」。

ロングライドに出かけた先でトンネルの中に入るときや、都会の立体交差で暗いところに差し掛かったとき「あ、ライトを点けなきゃ」と思いつつ、止まるタイミングを逸したり、止まるのが面倒だったりして、無灯火のままそのまま進入してしまっていませんか? もしくは夕暮れ時のライドで、そろそろ日没だとはわかっていながら、なんとなくライトを点けないまま走り続けてしまっていることなど、ないでしょうか。

BontragerのTransmitrライトを使用すれば「面倒だから」という言い訳は通用しなくなります。むしろ、積極的にライトを操作したいという気持ちにすらなるかもしれません。

Transmitr対応のライトをTransmitr Remoteから操作するためには、まずペアリングを行う必要があります。クイックスタードガイドやWebサイト上にアップされているマニュアルは英語のみですが、ペアリング方法はそれほど難しいものではありません。

Ion 800 RTとFlare RT Tail Lightをそばに置いてTransmitr Remoteをペアリングモードにすると、どちらかのライトが点滅します。点滅しているライトとTransmitr Remoteがペアリングできますよ——という合図です。

Transmitr RemoteとFlare RT Tail Lightをペアリング中。

Transmitr RemoteとFlare RT Tail Lightをペアリング中。

Transmitr Remoteには4つのコーナーボタンがありますので、ペアリング対象のライトを割り当てたいボタンをクリックします。例えば先にIon 800 RTとペアリングを行なったら、次にFlare RT Tail Lightが点滅するので、同じように割り当てたいボタンをクリックします。これで、ペアリングは完了です。

_dsc6784

フラットハンドルにIon 800 RTとTransmitr Remoteを、シートポストにFlare RT Tail Lightを装着したところ。

フラットハンドルにIon 800 RTとTransmitr Remoteを、シートポストにFlare RT Tail Lightを装着したところ。

ペアリングした後は、Transmitr Remoteのセンターボタンをクリックすれば(今回の例で言えば)前後のライトが一斉に点灯します。また、割り当てたコーナーボタンをクリックすることで、ライト本体のボタンを押した時と同じように点灯・点滅のモードを切り替えることができます。しかも、コーナーボタンのLED表示がライトのモードを反映したものになるので便利。つまり、テールライトを点滅モードに変更したら、コーナーボタンのLEDも点滅します。

昼下がりに使用してもかなり目立つIon 800 RT。日中の被視認性を高めるのに適したモードも搭載している。

昼下がりに使用してもかなり目立つIon 800 RT。日中の被視認性を高めるのに適したモードも搭載している。

これらのライトが優れているのは、リモートによる操作性だけではありません。ヘッドライトのIon 800 RTは800ルーメンの明るさを持ち、1.5km先から視認可能。また、日中に他者(車)からの被視認性を高めるための点滅パターンも用意されています。そしてテールライトのFlare RT Tail Lightは、日中2km以上/夜間5km以上先からの被視認性を持ちます。つまり、昼夜を問わず性能を発揮し、サイクリストを「見つけてもらいやすく」するライトなのです。

Flare RT Tail Lightは日中2km離れたところからでも視認可能。

Flare RT Tail Lightは日中2km離れたところからでも視認可能。

今年10月に宇都宮の市街地で開催されたレース「ジャパンカップクリテリウム」では、TREK-SEGAFREDO所属選手の一部が実際にヘッドライトとテールライトを点灯させてレースに臨みました。15時40分スタート、曇り空というやや暗めのシチュエーションでしたが、遠くからでもかなり目立っていたのは事実です。

2016年10月に開催された「ジャパンカップクリテリウム」で、ヘッドライトを点灯させて走るTREK-SEGAFREDOの選手。(写真提供:トレック・ジャパン)

2016年10月に開催された「ジャパンカップクリテリウム」で、ヘッドライトを点灯させて走るTREK-SEGAFREDOの選手。(写真提供:トレック・ジャパン)

Transmitr Remoteを使うことによって、シチュエーションに合わせた最適なモードを選択すれば、バッテリー容量の節約につながるでしょう。 ヘッドライトにはより小型な「Ion 350 RT」もラインナップされているので、取り付けスペースさえ許せば、Ion 800 RTとデュアルで装備してメイン/サブと使い分けるのも良さそうです。

 

 

製品1
Bontrager Ion 800 RT
価格1
16,900円(税込)
製品2
Bontrager Flare RT Tail Light
価格2
10,500円(税込)
製品3
Bontrager Transmitr Remote
価格3
8,900円(税込)
メーカー
TREK
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク