【ファミリーキャンパー相談室】家族で今よりもっとキャンプを楽しむにはどうすればいいの?

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できるだけストレスフリーなファミリーキャンプを楽しみたい

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「キャンプ自体は好きだけど、いつも喧嘩がつきもので気疲れしちゃう」。そんなご夫婦は少なくないようです。とかく相手を責めてしまいがちですが、要因は必ずしも相手側にあるわけではないかも?

能動的にできる改善策があるとしたら知っておきたいものですが、それって一体……?

そうだ、先輩キャンパーに聞いてみよう!

撮影:編集部
解決策を知るべく、三名のファミリーキャンパーにお集まりいただきました。いずれも妻であり母であり、自ら率先してアウトドアに出かける意欲的で知識豊富な方々です。

先輩キャンパーによる「お悩み相談室」を開室!

Yさん
キャンプ歴約40年。夫と子供を巻き込んで、キャンプを始めました。これから免許を取って、ソロキャンプにも行きますよ~!
Sさん
キャンプ歴40年超え。ソロ・デュオ・グループ・ファミリー、どんなスタイルもドンと来い! 200%楽しみます!
Fさん
キャンプ歴4年。キャンプは専ら自分主導ですが、家族全員が楽しめることがモットーです!


……大ベテランにビギナーに近い視点をお持ちの方というこの三名をアドバイザーに迎え、さっそく妻・夫双方のお悩み解決と参りましょう!


ファミリーキャンプ相談室スタート!

ケース1:旦那が何にもしなくて不満が募る

妻1
設営も料理も子供の相手も、わたしばっかり。少しは動いて欲しい!!


撮影:編集部
まずは、妻側から発せられる不満としてよく聞かれるこの問題です。
Fさん
イライラすると場の雰囲気も悪くなって、いいことないですよね。改善策として、分担制を提案してみたらどうでしょう?
Yさん
まずは得意なことを相手に選んでもらうといいですよね。


撮影:編集部
Sさん
遊びの延長という感覚で、アウトドアだからこそできる簡単なこととか。
Fさん
たしかにアレもコレもやって欲しいって一気に求め過ぎるのも、イライラの原因かも。キャンプの前に、よく話してみるといいんじゃないでしょうか。

せっかくなら一緒に楽しみたいキャンプ。理想を押し付けず、相手の興味を少しずつ引き出してみると変わるかもしれません。

ケース2:妻がキャンプに乗り気じゃない

夫1
家族みんなでキャンプに行きたいけど、妻にいつも断られるんです……。


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続いては、家族を愛する夫側に多いお悩みです。
Yさん
これは心が折れちゃいそうですね。ん~、誘い文句を変えてみるといいかも!
Sさん
ご主人からのキャンプの魅力の伝え方が「絶対楽しいから!」っていう、主観になってるって話も聞きますね。


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Fさん
奥さん側にメリットがあることを伝えると、変わるかも。座ってるだけでいいよ~とか。
Yさん
どんなキャンプにしたら奥さんがリラックスできるかを、考えてみることからですね!

「何か家にいるよりキャンプに来たほうが楽かも?」ここまで思わせられたら、状況は変わるかもしれません!

ケース3:いつも積載で揉める

妻2
夫の積載へのこだわりが強すぎて。キャンプに行く前からケンカです。


撮影:編集部
これはまた、夫婦双方からもめ事のタネとして聞かれるトピックスですね。
Sさん
わかります! うちの夫も「きっちりテトリスできないと嫌だ」って、買うギアの形も基本四角って指定してきますよ(笑)。
Fさん

そ、そこまで!? でも口出しちゃうと余計険悪になっちゃいそうですね。


撮影:編集部
Sさん
そうなんです。だからここは夫の領域としておまかせしちゃいます。その分他の事で自由に立ち回ればいいって、気持ち切り替えて。
Yさん
たしかに、ムキになって固執しちゃうと余計ギスギスしますよね。これは、自分の問題でもあるのかも。

出発前の険悪ムードをキャンプに引きずらないよう、”気にしない精神”を養っておくのも得策です。

相談室は、まだまだ続きます。次は夫婦にありがちな「すれ違いパターン」。


ケース4:キャンプでどう動けばいいかわからない

夫2
キャンプに行っても何をすればいいかわからなくて。妻をひたすらイライラさせちゃうんです。


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これは”思い違い”から起こりがちなトラブル……!?
Fさん
これ、奥さん主体でキャンプを始めたファミリーに意外と多いようですね。
Yさん
「何お茶とか飲んでのんびりしてんの?」って言われるけど、旦那さんからするとただ動き方がわからないだけっていう。


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Sさん
キャンプが好きな奥さんなら、こだわりや理想があるはず。その夫として、スーパーサブに徹しましょう! 子供と遊んだり、洗い物を手伝ったり。
Fさん
同じようにやらなきゃと思うと、不安で何もできないのかも。自分にできそうなことを探すといいですね。

主導権は夫婦どちらにあってもいい。ただ、パワーバランスの均衡はキャンプに限らず家庭円満の必須条件ではないでしょうか。

ケース5:「理想的なキャンプの過ごし方」が違う

妻3
夫はアクティビティメインのキャンプが好きなんですけど、わたしはのんびりしたい派。


出典:PIXTA
次は、妻と夫とで食い違いが見られるケースです。

Fさん
現地での理想の過ごし方が違うパターンですね。
Yさん
家族みんなで来てるんだからって合わせても、本音としては楽しめないですよね……。


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Sさん
無理に合わせることはないですよ! うちはファミリーキャンプでも、”乗り鉄”の夫が鉄道に乗っている間にわたしはトレッキング。夜になってサイトに集合なんてこともありますよ。
Fさん
いいですね、それ! 自分なりの楽しみ方をしてもいいんですよね。


楽しくなければ、せっかくのキャンプも嫌な思い出に。家族間でも自由行動があってもいいですね。

ケース6:家族に一体感がない

夫3
設営はいつもボクが完璧にこなしてます! なのに妻と子供は不満気……なぜ?

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最後は、理想のあまり突っ走ってしまうお父さんの話。
Sさん
すごい気合入ってる風なお父さん、いますよね。
Yさん
お父さんがピリピリしながら設営しているサイトも、たまに隣合わせます。ママと子供は所在なさげでちょっと可哀想……。


出典:PIXTA
Fさん
これは、家族を置いてきぼりにしているパターンかも。加わりたくても言い出せない可能性がありますね。
Sさん
この場合、一人で仕切るんじゃなく家族に歩み寄るのが正解かもしれません


いいことばかりでなく、苦労を共有するのもキャンプの醍醐味。家族みんなで成長体験を共有したいですね!

【総括】先輩キャンパー的「ストレスフリーなキャンプの楽しみ方」

出典:PIXTA
家族間トラブルの解決策を考えていくなかで、みなさん共通して頷いていたことがあります。それは「ファミリーキャンプでも、お互いを縛らない」ということ。

価値観を押し付け合わず、それぞれの得意なことを活かしてパワーバランスを保つ。それがストレスフリーなファミリーキャンプの秘訣のようです!

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