フェスファッショニスタ拝見vol.1 −「FUJI & SUN」メンズ編 −

初開催ながら大注目のフェス「FUJI & SUN」とは?

撮影:黒崎 健一
戦国時代の様相を見せる夏フェス事情。今年も多くの人気フェスの開催が心待ちにされる一方で、新たなカルチャーの創作を目指すニューフェイスも産声を上げています。

そんな群雄割拠の中で、初開催ながら大注目されているフェスがありました! WOWOW主催の「FUJI & SUN」です。

出典:FUJI & SUN
初開催とは思えない豪華なアーティストを看板に、日本一の富士山を目の前に拝む絶好のロケーション。WOWOWがテレビを通して培ってきたカルチャーを体現した、そんなイベントに仕上がっており、前評判通りの初開催でした。

イベントの様子はこちらのページで詳しく紹介していますので、ぜひチェックを!

未知なフェスに挑むファッショニスタたちをスナップ!


それでは本題であるファッションチェックをしていきましょう。

初開催のフェスを一目見ようと集まった前のめりなファッショニスタたちは、初めての環境でも柔軟に適応できるファッションを心がけているようです。


アウトドアブランドとカジュアルブランドの足し算引き算を上手にこなして、プラマイゼロ!

貝塚直洋さん
27歳/会社員

ファッション好きなど感度の高い人にお馴染みのブランド、ポータークラシックのトップスをメインアイテムに足元にはビルケンシュトックを装備。

抜群にカジュアルながらキャップやバッグでアウトドアブランドをプラスし、程よくアウトドアミックス! どこに行くにも塩梅というものは大切ですね。


バッグは、街とフィールドをクロスオーバーするバッグブランドの代表格である、旧タググレゴリーのデイパックをチョイス。華やかなガーデンタペストリー柄がフェス感を引き立てます。


時計はアウトドアフィールドと相性抜群のスント「コア」。ブラックレッドのカラーリングもどこかストリート感があり、普段使いにも◎。

●トップス:ポータークラシック
●ショーツ:グラミチ
●シューズ:ビルケンシュトック
●バッグ:グレゴリー
●キャップ:ザ・ノース・フェイス
●サングラス:レイバン
●時計:スント

アイテム同士の親和性が高い、同一ブランドで揃えるのもファッションの技のひとつ!

小澤勇介さん
42歳/塗装業

まとまりあるコーディネートながら、しっかりとフェス感も醸し出している小澤さんの着こなし。それもそのはず、身につけているブランドはタコマフジとビームス(別注系)のみ! これは一見ファッション上級者の技のようですが、元よりブランド同士の相性が良いのでまとめやすい。ぜひ試していただきたいテクニックです!

別注側の個性が出やすく、別注アイテムとして人気が高いキーンの「ユニーク」。こちらは黒を基調に派手色バンジーコードを装備。ビームスらしいカラーバランスのとれた一足。

こちらは、Gショックの初期モデルとして人気のDW-5500にビームスが別注をかけたモデル。スクエア型を採用したゴツめのスタイルが、ビームスカラーのオレンジを差すことで少し柔らかな印象に。

●トップス:タコマフジ×チャンピオン
●ショーツ:グラミチ×ビームス
●シューズ:キーン×ビームス
●バッグ:グレゴリー×ビームス
●キャップ:タコマフジ
●サングラス:オークリー×ビームス
●時計:Gショック×ビームス

シンプルだからこそ差し色は効果的!好例となるコーディネート


金指雄太さん
30歳/ショップ店員

さすがショップ店員と思わず言葉に出てしまうような、バランス感覚あるカラーバランスを披露してくれた金指さん。

メインアイテムをダークトーンにまとめあげ、チラ見せアイテムの代表格であるソックスとサコッシュのショルダーを色合わせ。またキャップとスマホ連動用のバンドも色合わせしています。小物の主張を上手にまとめあげたストリート感あるフェススタイルですね。

サングラスはオークリーの「ラッチ」をセレクト。次のフロッグスキン(オークリーの代表作)としても注目されるモデルを取り入れているところも、感度の高さをうかがわせます。

本体に対して、アンバランスな極太ストラップを採用したスノーピークのサコッシュ。そのストラップに目をつけてソックスと合わせるという技ありカラーコーデです。

●トップス、ニットキャップ:ともにノーブランド
●パンツ:ユニクロ
●シューズ:ヴァンズ
●サングラス:オークリー
●時計:アップルウォッチ


バックパックもサコッシュもいらない大収納ウェアは、フェスとの相性抜群!


坂田裕貴さん
32歳/建築家

アウトドアファッションの醍醐味である機能ウェア。中でも収納力の高いバッグ機能を持ったウェアはフェスの定番です。その好例をなしていた坂田さんの着こなしは、バッグ+ウェアの代表格であるフィッシングやハンティングベストモノではなく、よりカジュアルに着こなせる半袖シャツをセレクト。

「テンボックス」と言うブランド名を象徴するかの様に、10個のポケットを装備する半袖シャツ。チェック柄で存在感を隠していますが、じつは背部までポケットがびっしり。サイドにはペットボトル用のポケットも備えています。

シャツに関しての詳細はこちら

スペインで購入したというショーツや、ロンT、ハットなど、いずれもシンプルなものをチョイスして、シャツの存在感を引き立てています。主役となるアイテムを絞るのもテクニック!

●トップス:テンボックス
●ショーツ:オアシスイビザ
●シューズ:源平
●ハット:ザ・ノース・フェイス
●サングラス:オリバーピープル
●時計:Gショック×ビームス

個性強めのエスニックなアイテムこそ、堂々と着ましょう


川瀬拓哉さん
33歳/農業

普段着るにはちょっと主張強めで躊躇しがちなエスニック系ウェア。しかし、そういうものこそフェスとは好相性なんです!

そのお手本と言っても過言ではない川瀬さんの着こなしは、エスニック柄のパンツとそれ以外のアイテムとのバランスが秀逸。土臭い色合いのアイテムとも相性抜群ですね! フェス用エスニック系アイテム、準備してみませんか?

独特なパターンの色柄がプリントされたユル〜い雰囲気のパンツには、個性的な袋ポケットが。こういう定型のないディテールもエスニック系アイテムの魅力。

今回の着こなしの中で、唯一の機能系アイテムとなるシューズはコロンビアのもの。控えめな色合いもマットな素材感もコーディネートに溶け込む、さすがのセレクトです。

●トップス:無印良品
●パンツ、バッグ:ともにノーブランド
●シューズ:コロンビア
●ニットキャップ:ユニクロ
●メガネ:ジンズ

「FUJI & SUN」レディース編はこちら

レディース編はこちらから!

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク