【実際どうなの?】コールマンに激似な超人気チェアが、ほぼ半額でAmazonベーシックから登場

記事中画像撮影:筆者

Amazonベーシックから登場した新作チェアが気になる!

出典:Amazon
Amazonのプライベートブランド「Amazonベーシック」。生活雑貨からテントなどのアウトドア用品まで、すべての商品を”良コスパ”で販売していることは、たびたびCAMP HACKでもご紹介してきました。

Amazonベーシック「ゼログラビティーチェアー」
そのAmazonベーシックから、この度コールマンの「インフィニティチェア」そっくりのチェア「ゼログラビティーチェアー」が新登場! コールマンの「インフィニティチェア」といえば、宙に浮いているような感覚で座り心地&寝心地も抜群の人気チェアです。
撮影:木原 李奈
コールマン「インフィニティチェア」
姿形はこちらのインフィニティチェアに激似。色や質感、素材からリクライニングの角度に至るまでほぼ同じ……。

しかし「ゼログラビティーチェアー」の価格はなんとインフィニティチェアのおよそ半額なのです! その価格差は一体どこにあるのか。2つのチェアを細部まで調べ、徹底比較してみます。


インフィニティチェアとゼログラビティーチェアー徹底比較

重量(インフィニティチェア=約8.8kg:ゼログラビティーチェアー=約7.5kg)

Amazonベーシック こちらはコールマン「インフィニティチェア」
まずはスペック数値から分かる違いを見ていきましょう。持ち運びの際に気になる「重量」ですが、インフィニティチェア約8.8kgに対し、ゼログラビティーチェアーは約7.5kg。1kg以上、ゼログラビティーチェアーの方が軽いようです。

耐荷重(インフィニティチェア=約100kg:ゼログラビティーチェアー=136kg)

Amazonベーシック こちらはAmazonベーシック「ゼログラビティーチェアー」
次にどれだけの重量に耐えられるか耐荷重のスペック値。公式サイトを見てみるとインフィニティチェアは約100kg、そしてゼログラビティーチェアーの許容荷重は136kg! 軽いうえに頑丈、このスペックだけでも優秀チェアですね。

素材(共にシート=ポリエステル・フレーム=スチール)

Amazonベーシック
並べて触ってみても素材に大きな違いはありません。両方ともシートはポリエステルを採用し、全体を支えるフレームはスチール製。

ただ見た目には少し差が。コールマンのインフィニティチェアのシートには若干の光沢があり、高級感が演出されているように見えました。

シート幅(インフィニティチェア=約44cm:ゼログラビティーチェアー=約42cm)

インフィニティチェアは約44cm
実物を細かく測ってみると、座り心地に大きく左右するであろうシートの横幅に2cmの差があることを発見。
ゼログラビティーチェアーは約42cm
インフィニティチェアの方がシートの横幅は2cmほど広くなっているようです。たった2cmの差ですが、実際に座ってみるとやはりインフィニティチェアの方がゆとりを感じます。

ロック箇所(インフィニティチェア=レバー式:ゼログラビティーチェアー=ネジ式)

Amazonベーシック
インフィニティチェアはレバー式
ここまで細かい差ばかりでしたが2つのチェアの大きな違いが、このリクライニングのロック部分です。

インフィニティチェアの「レバー式」は指1、2本をひっかけてレバーを上下させることでロックします。これが非常にスムーズで、リクライニングの角度を止めたいところでピタッと止めることができます。
Amazonベーシック
ゼログラビティーチェアーはネジ式
かたやゼログラビティーチェアーは「ネジ式」での調整。ネジを回すので指から手首までを全体的に使い、チカラで締めるようなスタイル。そこまでパワーは必要ないですがロックのしやすさは断然インフィニティチェアに軍配が上がりそうです。

リクライニング機能(インフィニティチェア=滑らか:ゼログラビティーチェアー=やや硬め)

Amazonベーシック
リクライニングの最大傾斜角度はほぼ同じ。
2つのチェア最大の特徴でもあるリクライニング機能を細かく比べてみました。

インフィニティチェアはさすがのコールマンクオリティ。滑らかに体が傾き、前述したようにロックもバッチリ。少々力を入れてもしっかり固定されます。

一方、ゼログラビティーチェアーのリクライニングはやや硬め。角度をつけるのに少し力が必要です。また、ロックが滑るのも難点で力を加えるとズレてしまうこともしばしば。下半身部分を支えるフレームの曲げ加工はほんの少しインフィニティチェアの方が強いので、足がリラックスした形になるのも印象的でした。

ヘッドレスト(インフィニティチェア=移動式:ゼログラビティーチェアー=着脱式)

Amazonベーシック
うたた寝をする時などに重要なヘッドレスト。インフィニティチェアはシート部分に取り付けられており、上下移動は可能ですが取り外しはできなくなっています。

Amazonベーシック
ゼログラビティーチェアーはゴムバンドによる着脱式でヘッドレスト自体を取り外すことも可能。これは紛失の可能性も出てくるのでデメリットに感じる人もいると思いますが、固定こそできないもののお気に入りの枕に差し替えるような使い方もできるので、アイディア次第では便利かも。

取っ手(インフィニティチェア=あり:ゼログラビティーチェアー=なし)

Amazonベーシック
重量がある分、インフィニティチェアには取っ手が付いています。キャンプでの利用シーンを想定されているので、さすがの持ち運びやすさ!


対照的に、家やベランダでの使用がメインとして考えられているゼログラビティーチェアーには取っ手がありません。キャンプ用として使う場合は、持ち運びには工夫が必要です。


ロゴ(インフィニティチェア=あり:ゼログラビティーチェアー=なし)

Amazonベーシック
これは性能ではなく見た目のお話。パッと見で大きく違うのが、ロゴの有無です。

インフィニティチェアはヘッドレスト部分にコールマンのロゴが。また、シート部分の上部にもロゴが印字されています。

Amazonベーシック
そしてゼログラビティーチェアーにロゴ等はなく、代わりに背面に小ぶりなAmazonベーシックのタグが付いています。

編集部が両方に座った感想は……

激似チェアも細部まで観察すると色々な違いが発見されました。では、肝心な「座り心地」や「キャンプ道具としての魅力」はどうなんでしょうか? 複数の編集部員に座ってもらい、感想を聞きました。


女性の編集部員Sは、

座ってから好みの角度にロックするまでの一連の動作にかかる時間が、やっぱりインフィニティチェアの方が早いですね。初見でも分かりやすい使い勝手で、私は断然こっちが好みです。
けど、一度ポジションを決めてしまえばどちらも最高の座り心地……。

との回答。

また男性の編集部員Tは、

キャンプ場での利用を想定すると、コールマンの方の「取っ手」が付いているのが大きなポイントですね。これだけ大きいキャンプ道具なら”持ち運びやすさ”はめちゃくちゃ大事。

という感想でした。

そして、自腹でAmazonベーシックのゼログラビティーチェアーを購入していた編集部員Mは、

いつも自宅で使っているゼログラビティーチェアーと比べて、悔しいけどインフィニティチェアの方がリクライニング機能がスムーズ! 全体的な座り心地の差は、座面幅が少し広いからか、やっぱりインフィニティチェアの方が良い気がします。あれ、こっち買えばよかったかも……。

と回答してくれました。

品質&キャンプ用途なら断然コールマン、コスパ重視ならAmazonベーシック

Amazonベーシック
今回の比較で特に目立ったのが、リクライニング機能の使いやすさ。コールマン「インフィニティチェア」の滑らかさは、長く使用してもストレスフリー間違いなし。

この手のリラックスチェアだからこそ、座り心地に妥協したくない方にはこちらがおすすめです。

Amazonベーシック
細かく比べると懸念点が挙がってしまったAmazonベーシック「ゼログラビティーチェアー」ですが、価格の安さは魅力バツグン。インフィニティチェア9,698円に対し、ゼログラビティーチェアーのベージュは5,685円(2018年11月末日)となっています。

また、インフィニティチェアはベージュ1色ですが、ゼログラビティーチェアーはベージュとブラックの2色展開。コスパを考えるとAmazonベーシック、アリですね。

Amazonベーシック
質で選ぶならコールマンのインフィニティチェア、価格で選ぶならAmazonベーシックのゼログラビティーチェアー。今回の徹底比較を参考に、自分のスタイルに合ったチェアをチョイスしてみては。

コールマンの公式オンラインサイトはこちら
ITEM
コールマン インフィニティチェア
●使用時サイズ:約92×69×110(h)cm(通常時)、約166×69×76(h)cm(リクライニング最大時)
●収納時サイズ:約15×69×90(h)cm
●重量:約8.8kg
●座面幅:約46cm
●座面高:約50cm(通常時)
●耐荷重:約100kg
●材質:シート=ポリエステル、フレーム=スチール
ITEM
Amazonベーシック ゼログラビティーチェアー
●許容荷重:136kg
●寸法:110cm (43.3インチ)・65cm (25.5インチ)・90cm (35.5インチ)

佐藤翔一の記事はこちら

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